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デジタル×紙×マーケティングでいかにみらい創造をするのか

印刷業界

先日伺った業界の展示会page2019。毎年2月に行われる業界の明日を占う印刷技術協会肝いりの発信イベントである。

この展示会に足を運び始めたのが十数年前。当時は池袋のサンシャインビルのイベント会場を所狭しと機材やセミナー会場があったが、御察しの通り昨今は随分とこじんまりとなってしまった。

まっ、これも時代だから仕方がない。それでも関係者の多くは毎年一度ここへ足を運ぶ。それはやはり業界のトレンドを知っておきたいからだと思う。でも今年気がついたことがある。

 😯 昨年からの傾向だがやたら検査装置やソフトが多いということ。

印刷物の製作はソフト化されていることもあり、画面上で作業したものと実際に印刷したものが違ってしまったり、訂正指示が直っていなかったらと言ったクレームが結構ある。

こうしたことのないように検版をしていくのだが、これは人の目視によるところが多い。これをソフトや機械でやるというのだ。

今年は昨今のDM発送の仕事の増加によって、そもそも封入物が正しいものかを検査するカメラまで登場していた。

で、思ったのは

人の手によるものをソフトや機械で代わりにしていく提案が多くなった。AIだ ロボットだというけど、我々の業界もそうしたものが増えてきたなということ。

 😥 人のミスを防ぐために機械が代わりにやる

時間も早いし、間違えがないから当然の流れかもしれない。ふとここではと思ったのは

 😉 そもそも間違えなければこんな装置はいらない

ということ。見方によっては本末転倒じゃないのかって。とは言いながらミスは起こるけどね。

こうしたソフトや機械の登場は、それだけお客様の要望する製品に対する要求が高くなったこと、そして発注から納品までの時間が短縮され、よりリアルタイムな要求が高まってきたことに他ならない。

一方で、従来型の出力機や加工機にはオッというものは正直なところなかった。ショッキングピンクのトナーや金、銀の出力、生産管理の見える化の提案などは従来通り。ハード面からみるとそれだけ我々の業界が成熟しているんだなと思う。

デジタル×紙×マーケティングがコンセプトだった今回の展示会。

 ➡ みらい創造は果たしてこれを如何に組み合わせで行くのか

 ➡ 従来のハードはみらい創造にどう寄与するのか

 ➡ 今までと全く違うフィールドで考えるか

業界の展示会の企画者もこれから大変だ。そしてその会場を訪れる関係者は同じものを見て、一体何を創造するんだろうか。


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