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社員との会話から学ぶ

社風作り

前向きな姿勢を持続できる事

人には感情のバイオリズムがある。誰でも今日はやる気がある、元気だ、という時もあれば、今日は今ひとつ、なんて時だってある。

年に二回の社員と面接を行っている。30年ほど前にこの会社に入って最初に手掛けたのはこの面接。仕事を離れて社員が日々何を考えているか、行き詰まっていないかなどを知る大切な機会と思いスタートした。

さて、面接をしていると面白いことがある。それは人には旬があるということ。成果を出している人は、面接のやりとりもテンポが良い。振り返りの発言もポジティブだ。

もちろん、逆もある。成果を出せない人は行きづまり感が逆に伝わってしまい、会話の広がりがない。

でも、本当に優秀だなと感じるのは毎回その受け答えに安定感がある社員。決して安易な前向きさだけでなく、自身に対する指摘や課題にもちゃんと受け止めることができる。

よくモチベーションという言葉を使う。

 😀 モチベーションアップのために〇〇をやった方が。

企業は色んなことを考えて研修や日々のOJTを試みる。しかし、モチベーションというのは自身でアップさせるもので他人が働きかけるものでないと僕は思っている。

人が与える事ができるのはテンションだという。確かに給与や役席のアップなどの外的刺激でテンションをその都度上げる事ができる。しかし、テンションというのは長続きしないものだ。確かに給与で上げたモチベーションは長続きしない。

頭のいいなぁと思う人、素晴らしいなぁと感じるのは、テンションに左右されない冒頭に書いた安定感のある人だと思う。

 ➡ 仕事に対して妥協せず

 ➡ 個々の仕事で何が大切か

 ➡ 決して感情に流されない姿勢

を具現化している人だと思う。もちろん、偉そうなことを書きながら、僕自身もそんなことを上から目線で言えた義理ではない。

でも不思議なもので他人の事はわかるもの。それだけにいつも社員と面接をしながら自身の振り返りをしている。

社員との面接から学ぶ、社員と会話して学ぶことも多い。そろそろこの面接も自身だけではなく、後輩社員を持つ立場の人もやる時期かなと思っている。

後輩の話を聞きながら彼らの前向きな姿勢を引き出していく…そんな輪を広げていくことでモチベーションを上げる社風づくりもこれからは必須だ。


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