😡 社長、最近〇〇の会社全く顔を出さないですよね。どうかと思います。
と現場社員の言葉。昨年新たな設備投資をした。それも久しぶりに大きな投資となり、これによってほぼ全ての印刷工程のラインが繋がったと言っても過言ではない。ようやく弊社の工場も一貫生産と言えるようになったのだ。
さて、冒頭の社員の言葉に戻ろう。これは大掛かりなラインを入れながらメーカーが殆ど顔を出さないことに対する不満を言っているのだ。
言われるまで僕は全く気が付かなかった。と言うか、現場の社員はそういう部分をしっかりチェックしているのだと改めて気づかされたのである。幸い新たな設備投資による生産はしっかりとした協力会社の指導のおかげもあり、ほぼノントラブルで稼働している。
大きなトラブルもなくメーカー呼ぶ事はほぼないのだが、現場のスタッフにしてみるとどうやらそう言うものではないらしい。呼ぶまでもないが来てくれれば聞くこと、確認したいことは必ずある。大がかりな設備を一度にしたのだから、「何かあってはいけないと訪問するのが導入当初のサービスだろう」という論調なのだ。
その言葉を聞いてびっくりしたと同時に嬉しかったのが本音。それだけ会社にとって大きな買い物をしたコトを彼らはちゃんと理解をしているわけだ。
確かに弊社にとってはやはり大きな買い物である。ましてや今までそれほど大きな取引がなかっただけに、まめに顔を出している他社の営業やメーカーのサービスと比べると物足りないと言う事なのだと思う。
ところで、こう言う事が自社はないかと思った。仕事の関係性をいただいてその仕事が一段落をした途端に疎遠になってしまう事はないかと。
機械は一度購入してしまえばそうそう買い換えるものではないから、そんなに頻繁に顔を出す必要はないと思いがちだが、既に入っている印刷機のメーカーは十年経過した今でもフラッと立ち寄るのだそうだ。些細なことだが関係性をそこで維持していると現場社員は理解しているようだ。
この感覚は営業をしている自分にとっても理解できる。気になると言うか、なんとなく顔を出しておきたいという感覚だ。消費者にとっては自身に関心を持ってくれているかで次の購入につながっていくからだ。
だから弊社でもこう言う感情を決して忘れてはいけない。関係性を築くのは本当に時間がかかるが、関係性をなくすのはあっという間。それは
関心がなくなりましたというサインを受け取っただけですぐに伝わる
ものだと。
ちなみに経営者である僕は設備の決定は社員に任せている。後の交渉が自身の役割。という事は、このメーカーが次のミッションをもらえるか否かは〇〇だね。
現場の人たちはシビアに見ているようだ
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