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予算に応じたサービスをしなさい。

日記

サービス内容は社内で明確にすること

実は今日のブログのタイトルの意味はこの言葉が隠されている。このところの我々業界は度が過ぎる価格競争だ。自分たちで自身の首を絞めておりなんともやりきれない。

さて、弊社には校閲の場所がある。校正ではなく校閲である。校正は訂正指示がちゃんと反映されているかを事前に社内でチェックしてお客様に提出する事前検査みたいなものを弊社では指す。

校閲は表現の統一や、原稿の日付と事象の整合性など、表面的な部分だけではない読み込まないとわからない部分までチェックをすることとなる。

デザイン、編集からスタートする場合、先の校閲の仕事が発生することがある。当然それだけの予算をいただいている場合だ。

ところが、先方からいただいたデータに間違いがあっても時にお叱りを受けることがある。例えば明らかに漢字が間違っていた場合だ。そんな時たまに

 😡 印刷会社だから気が付くのは当然だろう

と言われることがある。たしかに「それぐらい気づけよ」という場合もあり、言われていることに間違いはないだけに、この場合の対応はいつも頭を痛める。ただ、印刷物になった場合の文字の間違いは全て印刷会社が悪いのかって疑問を持つことも正直ある。

それなりの予算を頂いている場合もあれば、価格優先の仕事もある。価格優先の仕事と予算のある仕事が一緒のサービスというのはおかしいし、それだけの工数をかけていたら赤字になってしまう。そこでいつも社員に伝えていることがある。

予算に応じたサービスをしなさい。

と。ただ誤解のないようにいうが、「手を抜け」という事でじゃなく、しっかり押さえておきたいところはチェックを忘れないことだ。これは間違ってはいけないというもの。例えば「日付と曜日の整合性」「名前の誤植」などだ。

 😥 それでは誤字はどうなんだろうか?

以前、僕が営業をしていた時に、誤字と判断し勝手に訂正をしたら酷く叱られたことがある。わざと書いているんだとね(事の真偽はわからないけど 😐 )

そこで弊社は以前にもブログに書いた気付きカードを使ってお客様に知らせるようにしお客様の判断を仰ぐようにしている。「気付き」なので勝手に直すことでもないしできる範囲で見ていますというサインにもなる。

これを付けることで「再度チェックお願いします」というメッセージになり、これを通してお客様と弊社の契約の再確認をすることにもなる。そして共有しなくてはいけないのは、冒頭の

サービス内容は社内で明確にすること

つまりお客様の情報は社内でしっかり共有するという事だ。だって現場の社員はどんな仕事も良いものを作ろうと一生懸命なのだから。だからこそお客様との行き違いであモチベーションを下げたくはないと思っている。

予算に応じたサービスをしなさい。

この表現にはこうした事情がある。


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