言い手の粗相と聞き手の粗相
日々の仕事の中で[言ったはず」「聞いてない」というやり取りは幾度となくある。いくらルール作りをしても口頭での伝達にはこうした行き違いは絶対に起こる。さて、こうした状況が起こったときに、当事者たちの姿勢はどうあるべきか?
言うまでもなく両者とも自らも足りなかったと反省することだと思う。結局言葉のやり取りでのトラブルは言葉のキャッチボールだから一方が悪いということは絶対ない。
伝える側は知らない間に言葉を省略してしまう場合が多い気がする。
これぐらいは分かるだろう 😥
的に伝えてしまうことがないだろうか。「これぐらい」というのは曖昧だ。相手に判断を依存することになる。恥ずかしい話だが、僕自身そうした伝え方によって、期待したものと違うものができてしまうことがある。で、よくよく考えると「大切な部分」を端折ってしまっているのだ。よく
メモにして渡せ 😡
と社内でよく言う。実際にメモにするとかなり面倒に感じることが多い。一言で済むはずが、文字にすることでえらく面倒だなと思う事が。この面倒が実は大切な部分を削って伝えている要因だと思う。
一方受け手側の姿勢にも課題はある。相手の言葉の背景にあるものを察する、いわゆる忖度する姿勢だ。ミスの少ない、信頼できる優秀な社員はそのあたりは抜け目ない。ちゃんとリスクをくみ取って疑問点はその時点で質問を返してくれる。
「日常の仕事のやり取りでいちいち忖度ですか?」なんだけど、お願いする方は「分かってくれるはず」と伝えるはずだから、信頼されていると思えばそれは当然だと思う。
相手がお客様であれば、大切にやり取りする。責任をもって聞き逃さないようにしっかりと受け止めるはずだ。「社内での粗相」は実は相手に気持ちが依存している表れだと思う。自分に責任が関係してくるものは一生懸命に聞くし伝えるから。
社員同士の風通しが良いに決まっている。しかしそれが「なれ合い」になってしまったら、依存の空気が蔓延する。
粗相の意味は軽率な過ち
軽率という言葉が含まれている事自体こういう状況があってはアウトだということは意識すべきだ。
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