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見えない部分の充実が我々の生き残る大切な強み

社風作り

先週は一年間、東京に勉強に行かせた社員の発表会があった。30名近くの社員が自分の一年間の学びを発表する機会に立ち会えることができた。

弊社のマツオカくんも思いをしっかりと、自分の言葉で発表してくれた。あらためて彼のプレゼン力には驚いた。彼が外でどんな営業をしているかが垣間見えた瞬間である。

さて、発表の中に、自社の強みを伝えるところがある。そこに共通するワードがあった。

 ➡ 気軽に休みが取れる。

 ➡ 教育に積極的で社員の育成に熱心。

 ➡ 会社の雰囲気が明るい。

 ➡ 社長との距離が近い。

大袈裟ではなく、全ての会社が同じことを伝えていた。

特に最初の気軽に休みが取れるという部分は、産休育休や子供の行事にも気軽に休みが取れることを挙げている。「働き方改革」というが、本当に今の若い社員の人たちは男女に関係なく家庭も仕事同様に大切にしたいという気持ちがあるのだと。

そしてそういう部分を会社の強みとして認識しているのだとあらためて感じたのだ。

先日のブログで大きな会社の強みは「組織が大きいからフォローの体制が整いやすい」と書いた。その部分の論調は間違っていないが、一方で意外に休みづらい雰囲気もあると聞いたことがある。

「昔は」なんて言葉を使うのはタブーだと思うけど、あえてその言葉を使わせてもらうとすれば、かつては

権利の主張は分かるけど、まずは仕事をしっかりやってね 😉 

みたいなことを平気で口に出していたように思う。

以前、息子の勤めていた会社も上場企業だが、有休申請を出すと「この数字で休むんだ」と平気でいう上司がいたそうだ。そんなタブーな言葉を思わず口に出してしまうほど、上場企業は目標に対する必達がシビアなんだと思う。

一方で、それだけ中小企業の多くは数字に対するコミットが甘いのだと思う。だから差がつくのかなと思うと、これまた複雑な気持ちである事も事実だ。

とはいえ、中小企業が支持される為には、目に見えない働き方改革が必要だ。

 ➡ 目に見える働き方改革は、休日日数とか、福利厚生の充実。要は数字で表せるもの。

 ➡ 目に見えないのは〇〇しやすいという気持ちの部分。

そして、もう一つ大切にしたいのは

 ➡ 社長との距離感が近い

ようは見えない部分の充実が実は我々の生き残っていく大切な強みではないかと思う。「良い会社、安心できる会社」・・・現実との差が大きいだけにまだまだ我々が手掛ける課題は大きい。それだけに、その課題を知らせてくれた良い発表会に立ち会えた。


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