働き方改革
ここ一二年、この言葉を聞かない事はない。来年度からは有給休暇の義務化により、最低5日は取得することと決まった。残業時間も制限され、経営する側にとっては益々経営が難しくなる時代になってきた。
先日もある社員と話していた時に「働く者にとっては良い時代だよな」と言ったところ、
😥 働き方改革て言いますけど、なんだかなぁって思います。
と。あえて突っ込まなかったけど、この言葉の奥には、通り一遍等の働き方改革を望んでいるわけではないというかニュアンスが伝わってくる。
😐 そうは言っても今の仕事をどうやって減らしていけばいいのか
と言ったボヤキであり、悩みが垣間見られるからだ。
確かに、働き方改革と言葉だけは明快なものの、実際に働く人の対象が偏っているようにも感じる。あくまで個人的な意見であるが、昔風で言えば「ホワイトカラーのような仕事」「デスクワーク」のような仕事なんかはうってつけだと思う。
そして比較的導入しやすいのは大きな組織の会社だ。なんといっても人的なパワーで穴の空いた部分をカバーできる。
ところが、我々のような小さな会社では人的パワーにも限界があり、人が休むことによるしわ寄せばかりが目に入ってしまうのも現実だ。
現実問題として、大手企業がしっかりと休みを取得できる背景にはそれを支える中小零細企業が代わりを担って入りところもあるんじゃあないかと思う。とはいえ
そんな事をボヤいても何も解決しない 😥
僕の友人である製造業の社長は来年から休みをまずは今の10日以上増やすと言っていた。実はそれを宣言して一番反対したのは意外かもしれないが社員だという。
😡 理想はともかく目の前の仕事をどうするんですか?
って。その社長は
😉 減らす決意がないと減らす事に舵が切らないでしょ
と。今のままでは減らないことは百も承知。ならやらなくて良い仕事を見つけるのが良いんじゃないか
ってね。
そう、弊社もかつては残業の多い会社だったが、「減らす!」と宣言して今では業界ではかなり残業の少ない会社になった。
残業が減り休みを増やす、この側面だけを見ていると、売り上げに対する不安が大きくなる。それでも利益を上げなくてはいけないから。
この相反する事を実現するのが真の働き方改革だと思う。
➡ 気軽に休みが取れて
➡ 給料もそこそこある
それが実現できればまさにそれが幸せの働き方改革だと思う。そしてそれを実現していくのが僕の使命だ。
「なんだかなぁ」と社員の不安なボヤキのある働き方ではなく、気軽にリフレッシュして仕事が楽しくなる改革にしなくてはと思う。これからきっと大きくビジネスモデルが変わる。だから絶対に幸せな働き方改革を実現させてみせる。
写真は先日の全印工連フォーラムで勉強させていただいた「幸せな働き方改革」の資料。業界あげて取り組む姿勢が伝わってきました。
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