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信頼するなら口を出すなってね

社長の仕事

社長の独演会になってないか。

多くの会議で見られるのは社長が一人で喋っている光景。これは社長の一番いけない姿として多くのセミナーや研修で言われる。

先週末の金土は経営計画策定会議。一日目の金曜日は会社の理念から、CSR方針や人事、そして今期の反省とほぼ僕から伝えることばかり。

で、気がついたら自分がほぼ話をしていた。もちろん会社の方針なので伝えることが多い内容なのだけど、後で食事の時に社員から言われたのは

 😥 居酒屋での会話みたい

という感想。そのくだりは期の反省の部分。ついつい語ってしまい「やっちゃったなって」と。本質を伝えていると思いながら、蓋を開けたらその時思いつきの発言で自ら脱線をしていたということ。いやぁ、反省でした。

で、翌日は新たな期の方針。各部署や委員会から上がってくる方針に対して出席者が多くのコメントをしていくというもの。流石に前日の反省もあり、会議の輪から少し先を控えて、いつもの会議のようにオプザーバー的なポジションで話を聞くことにしたが、これが良かった。

このポジションです(^^;)

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事前に提出された方針に疑問に感じていることをちゃんと代わりに社員同士が疑問に感じてコメントをしてくれたからだ。また会社への要望の意見の中では代わりに発言をしてくれて会社の思いを代弁してくれたやりとりもあった。特にこの部分は僕のなんかよりもジャッジが冷静だったと思う。ありがたかったなぁ。

昨年まで、この経営計画策定会議は自身が司会をして自らの進行で会議を進めてきたが、今回は社員に全ての信仰を任せた。考えてみれば普段の全社会議だって社員主導にしているわけで計画策定が自分主導はダメだなと反省。

社長が独演で話をしてしまうのは、結局は自信がない表れ。自信がないからあれこれと上から目線でこれでもかと話をしてしまうということ。そしてもう一つは、社員を信頼していない表れ。こうしたい思いが強いから、ついつい喋りすぎて気がつけば独演会になってしまう。

任せる

とよく言うけど、実は本当に任せるとは口を出さないことだなと思っている。

で、もっと大切なのは、そうしたことを以心伝心で任せることができる信頼関係の構築ではないかなと。そんなことを感じながら策定会議だった。独演会はいけません。


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