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なにかお役に立てることを絶対に考えてきます。

仕事観

 夏休みも終わり今日から出勤日。休み前のブログに書いた通り、頭の中をリフレッシュして今日からスタート。僕自身は本を読んだり、プチ旅行で違う環境に身を置いての休日。社長の仕事は「アイディアを出すこと」だから、今日からお客様のお役に立てるように知恵を絞る日々がスタートだ。

ところで「お役に立てる」といえば先日友人と話をしていたら、

😐 なにかお役に立てることを絶対に考えてきます

融資の返済を間近に迫ってきた時に、銀行の担当者が発した言葉だそうだ。

融資の返済が終了するということもあり、社長としてはあらためて借りる予定が今後ないそうだ。一方銀行の側に立てば融資先が減るというのは額の大小に関わらず痛いのは想像に難くない。

知り合いの経営者という事は企業規模もそれほど差がない。その銀行はメガバンク。という事は当然、金利の低さでは地元の地銀には及ばない。メガバンクは多くの行員の固定費だけでなく、広告費などもかかる。大きな借り入れならともかく、小さな借り入れ額で金利まで安くしたら何やってんだから分からないから、金利が高くなるのは当然のことだと思う。

かつては地銀や信金はその会社がメガバンクさんとお付き合いがあるかも、信頼という点で一つの尺度として見ていたらしい。しかし今は以前ほどの重要度はないとも聞く。

また、最近では融資の判断をAI に委ねるところもあると先日の日経新聞に書かれていた。となると、銀行の役割は以前の融資だけではまた立ちいかないということだ。

■企業の社会的責任とは

銀行の役割は、必要としている企業に資金を貸し出し、企業はそれを元に新たな事業を作り出して市場を作っていく、それで売り上げを作って銀行に返していくものだと僕は思っている。あらたな市場を企業が作るという事は、ある意味での社会貢献だ。冒頭の行員が社長に言った

お役に立てること

融資という行為だけではないということだ。

最近では銀行も「社会貢献」と称して、子供を招待しての授業なども積極的に行なっている。いよいよ企業は社会の公器という言葉が必要とされるようになってきたということだ。

冒頭の若手行員の言葉は、まさに、それを象徴している。

僕がこの会社にお世話になっていたころは、行員はとにかくタカピーだった。「貸してやっている!」みたいな。でも、世の中のお役に立つことが会社の使命ということが、世の中に浸透してきたのだと思う。

CSR(企業の社会的責任)という言葉が当たり前に浸透してきた。弊社も全印工連(全日本印刷工業組合連合会)のCSRツースター認定をいただいている。もちろん認定をいただいたことが満足ではなく、全ての社員がお役に立てる事を念頭に置かなくてはいけない。その当たり前のことを忘れた途端に、あっという間にそっぽを向かれるからだ。

なにかお役に立てること

この言葉を絶対に忘れたはいけないと、あらためて感じている。


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