以前は作れば売れる時代だった。それも安くていいものならたくさん買ってくれた。ところが安く手に入るようになり、出来上がるものによって品質に差はなくなった。
となると、以前は大変な嫌な仕事でも、身体を酷使して仕事をし続ければ給料は上がったわけだ。
しかし、今はものが売れない時代。そしてどこでも安くいいものが買える時代になった。だから一生懸命働くという今までの概念が通用しなくなった。
■一生懸命何をやればいいのだろうか
それはおそらく出来上がった商品の品質や、提供されるサービスではないように思う。それは出来て当たり前だから。だから大切なのはそれを作り出している人じゃないかと思う。
先日からインターンシップに教頭先生がきている。(インターンシップ?!に教先生!?この話はあらためて別の日にすることに。)そんな先生がこんな事を話してくれた。
学校の仕事を近所の会社にお願いしているんですが、打ち合わせにお邪魔しても社員の方に笑顔がないんですよね。PTAの人からも不満の声があるんです。マルワさんは入った瞬間の空気感が温かいですよね。みんな笑顔で、フレンドリーで。
と。率直にこう言ってくれるのは嬉しい。一方で、こういうイメージを持ってもらっうと、やはりそれを裏切らないプレッシャーもあるのは事実だ。
■真のお客様対応が出来て当たり前の時代に
一歩会社に入ると手に取るようにその会社の社風が分かる。暗い空気の会社は社員の表情が暗いし余裕がない。「アッ、まずいところに来た 🙁 」って感じで。楽しくしている会社には明るい空気が流れるのが肌で感じるから不思議だ。
真のお客様対応というのは、目に見えない温かな空気ではないかと思っている。精神論みたいだけど、外交をしている人にはこの感覚わかると思うけどね。
「仕事はしんどい」という先入観が今でもある一方で「仕事を楽しむ」という言葉もよく聞くようになった。というか、以前はこんなことを言えばなに甘いことを言っているんだって言われるのがオチだった。
でも、今はそうでないといけない時代だと思う。楽しむ空気感がないとそこに人は集わないからである。
■まずは経営者自らが楽しむこと
そうすると社風が明るくなり、社員が楽しめるようになる。そうすると
➡ 主体的な思考と行動になり自立する。
➡ 自立した思考になれば経営に対して当事者意識になる。
➡ 当事者意識の社員が増えれば勝手に仕事は回りだす。
経営者の役目はそうした動きを作り出していく先導役であり環境づくりのコンダクターだ。下は先日の交流委員会主催の社員旅行。仲間に喜んでもらおうという企画が大好評で盛り上がりました 😉
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