➡ 社員の誕生日を知っていますか。
➡ 社員に誕生日のプレゼントはありますか?
➡ せっかくなら食事していますか?
➡ バースデーケーキを渡して帰ってもらっていますか?
先日中小企業大学校瀬戸校の創立30周年登壇された「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者でもある坂本光司教授の言葉である。
この方の存在を知ったのは今から10年近く前。この方のお話を通して今ではどこも目標にしている
などの会社を知った。当時多くの経営計画の策定セミナーに出ていた僕は、数字を通しての結果検証が大好きな人間だった。財務を勉強したての頃には、回転率などの財務指標を毎年見比べていた。
ただ、心の何処かで、違和感があったのも事実だ。というのは、そういう指標の多くが、大企業中心の指標であり実態に合わないということだった。そして中小企業はトップの夢とロマンが実は大切な要素だということを先代の姿を見て感じていたからだ。
そんな中で坂本先生の考え方に触れる時があり、自身の経営スタイルも大きく舵を切り今に至っている。そのことは先日のブログにも書かせてもらった。
■社員が実現してくれていた
先の誕生日プレゼントの話に戻そう。元々社員の誕生日には副社長である家人がささやかだけど、プレゼントをしてくれていた。これには本当に感謝している。
実は社員の誕生日を全員が知る行事が今マルワにはある。それは弊社の交流委員会が新たなメンバーでスタートした際に、誕生日プレゼントのお祝いをみんなの前でしてくれていることだ。
サプライズのケーキを用意したり、朝礼で披露があったり。そしてその人のイメージに合った遊び心満載のプレゼントを企画してくれている。
本来であれば我々のような中小企業はオーナー自らがやるものだと坂本先生は言う。でも社員が僕に代わってやってくれているのは本当に嬉しい。
小さな会社とは言え30人ほどの社員がいる。当然いろんな考えがあるし、全員が同じ方向を向くこともない。でも、全員参加という僕の思いをちゃんと受け止めてくれるスタッフがいるからこうした企画もあるんだと思う。
不透明な時代、印刷業自体もこのままいくとは思えない。でも、そこに集う人の気持ちだけはいつまでも大切にしたいし、温かな空気が流れる会社作りをしたいと思っている。
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