自分たちがいくら良いと思っても、それが必ずしもお客様に支持が得られるとは限らない。
なんて、今更言う事じゃあないけど、一方で
お客様から必要だと教えてもらうこともある
と思った。
それは先週のオフィス防災EXPOで出展したメディア・ユニバーサル・デザイン協会としての説明員での経験。ここで紹介した避難所設営シールセットは、実は大阪シーリング(OSP)さんが2016年にMUD コンペディションで経済産業大臣賞を受賞したものを商品化したもの。
このシールは、見え方に障害がある方や高齢者、外国人にも分かる工夫がされている。今回、出展はOSP さんが出展したものを、如何に工夫されているかをMUDの説明員としてお手伝いとして参加したもの。
先日の大阪北部地震でも避難所で使っていただいたばかり。使い方の説明を交えて展示し、先般の西日本豪雨の避難所にも使ってもらおうと思っているところだ。
➡ 貼ってはがしてもフィルムなので後が残らない
➡ 薄いので壁が平滑でなくても貼れる
などすこぶる評判は良い。
■良いものでも、なかなか引き合いがないそのわけは
理由は価格の高さとバラ売りに対応できていないと言う理由。まずは価格が高価なために、最初あてにしていた行政関係は、予算がかかるという事でなかなか採用には渋いことに。やはりお金が出て行くことにかなりの神経質のようだ。
そしてもう一つはセット売りのみという事情。ばら売りは対応できるのだが、コストを考えるとどうしても最初はセットになってしまう。そんな理由を説明すると理解してもらえるけど、確かに不要なものは中にはあるからねぇ。
事情を説明すればちゃんと理解してくれるとはいえ、だから購入という訳にはいかない。
■お客様が教えてくれた
😥 良いんですけど引き合いがなかなかなくってねぇ。
と来場の方にお話しすると、意外な事を教えてくれましたぁ。
😉 誰もが必要な物だとほぼ全ての人たちに感じてもらえるから企業用の贈答になるよねぇ
と来場された方の一言。うーん、単純だけど気が付かなったぁ。聞けばなるほどだよねぇ。これ以外にも色々とヒントを来場された方からたくさん聞くことができた。
総じて感じたのは、
売り手の視点と購入側の視点の違い。
お客に聞けと言うけど、分からなければ聞いてみるのも一考だなと、展示員として立って実感した事だ。
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