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そういう成果しか出せないと育ててしまったのは誰だ?

社員教育

昨日までの三連休はリフレッシュできましたか。僕はSNSでの発信の通り業界の人と沖縄。そんな中で大先輩と人材教育のことでお話ができた。共通するのは「言いたいことを我慢してるよねぇ」という会話。今日は人材教育について書いてみようと思う。

😥 うちの社員は今ひとつで

 😐 部下の意識に物足らない

 😡 なかなか成果をあげてくれない

こういうぼやきをよく聞く。

かくいう僕もかつてそういうぼやきをしていた一人だ。で、そういう言葉が気になるようになったのは最近。ということは、ぼやいていた時は気にならなかったということ。

そういう言葉を耳にしながら、あらためてその感情を推し量ってみるとあることに気がつく。それは自分を基準に考えているとそういうぼやきになるということ。

社長はもちろん、成果を上げることができる上司はえてして大切なことを忘れている。それは

 😐 自身も最初は初心者だったということ。

 😕 自身も最初は何もできない時があったということ。

これは成果をあげる人ほど、その傾向が強い。

 😡 なんでできないんだ

ってね。かつての僕がそうだった。下は7年前の写真。50歳を過ぎても血気盛んだった(^^;)

普段は「社員のおかげ」と口にしながら、いざ成果が出ないと厳しく当たったものだ。しかしいま思うと、そう思う本人に悪気はない。だってそういう人に限って全体での業績を気にしているからだ。それだけ問題意識が高いとも言える。

一方で、長くキャリアを積み重ねていくと、できて当然という思考になり、部下の些細な悩みに気がつかない場合がある。この「些細な」が大切だ。こんなことが当人にとっては大きな壁だから。

ところで、我々は課題という名の目標を示すことが多い。ところが、その目標が意外に曖昧なことが多いのを気づいているだろうか。曖昧な指示ほど、思い通りの成果に行きつかないことが多い。

じゃあ、どう関わり解決につながる話法や策はあるのか。残念だが、そこに特効薬はなくハウツーもない。あるのは地道に関わっていくしかない。なんかベタだけど、声なき声を聞き人に関心を持つしかないと思っている。

ボヤキはそれだけ期待をしている証。だからボヤたくなる。しかし、決して忘れてはいけないことがある。

 😐 その上司はいったい誰?

 😐 そういう成果しか出せないと育ててしまったのは誰だ?

ってね。そういう視点に立つとぼやけなくなると思う。そんな観点で物が言えるのは僕自身がたくさんの失敗を重ねて来たから。期待するというのは、一歩間違えると依存することになるから。

最近、社員から

 🙂 社長、丸くなりましたね。

と言われる。確かにそう思う。それは会社に起こる全ての事象の責任は社長の僕にあるから。叱責するほど、感情を表に出してしまうほど、その原因は誰???と思うようになったから。こう考えるのも歳を重ねたからかもね。


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