新卒をよく採用しますね 🙂
と言われることが意外に多い。大きな会社では当たり前だけど、弊社ぐらいの会社では毎年のように新卒募集をする会社は少ない。今年は採用しなかったが、来年に向けて新卒採用を実施している。
このところ採用難と言いながら、意外に新卒採用に踏み切る中小企業の会社は限られると僕は思っている。例えば
➡ ものづくりの会社で世代交代控えている
➡ 飲食などサービス業でなかなか人の定着が難しい
➡ 設計関係のように採用する業務が専門的で該当の学生自体が狭き門
そういう状況ではやはり新たな人材は不可欠だし、世代交代で大切なノウハウを失ってしまう危惧があれば突然のことである。
しかし、我々のような衰退産業に身を置いた会社の場合、人の採用を積極的にしていく会社は意外に少ない。現実に業界の新入社員研修を見ると、この4月も50人の新卒者がいたが、会社数は10分の一程度。やはり企業規模の大きな会社に限られるのが現実だ。
当社は30人足らず。今年の採用を控えた理由はカルチャーが合わなかったから。カルチャーさえ合っていたら採用に踏み切っていた。決して余裕がある訳じゃあない。人が足りない訳でもない。無理やりの採用はしないが、それでも採用する理由は次を見据えるから。
■会社が活性化するために大切なのは
いつも新鮮な空気が入ることだと思っている。仮に新卒が入っても次の新卒がいなければいつまでたっても下っ端。それでは成長は望めない。後輩が入るから、後輩に後ろ姿を見せるから人は成長できる。個人個人が成長することで、全体の底上げができると思っている。
欠員ができたから補充するのは現状維持にしか過ぎない。あくまでそれは穴埋めだから。採用は責任が伴う。せっかく来てくれたんだから、その人の人生を預かっていると思えば自身の経営にも力が入る。
会社の未来を創る為には新しい風が不可欠。そしてそれを創り上げていく覚悟を持つ為にも新しい血を入れるのである。余裕があるから採用するという気持ちは、新卒に対して失礼だと思っている。
ちなみに今期から採用業務は次世代に任せている。やはり今のトレンドをよく知っているのでありがたい。
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