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不思議に前向きになれる言葉の魔力

事業継承

既存の売り上げを絶対に落としてはいけない 🙂 

これは昨年秋に入社した息子の言葉。彼は7年半全く違う業界に身を置いて昨年秋に弊社に入社してきた。印刷業界が決して明るい未来があるわけではない事は十分に分かった上での入社だ。

外から印刷業界をシビアに見てきたので、業界を取り巻く状況の厳しさはより冷静に見てきている。それだけにこれからどうやって会社の未来を作っていくが正直不安な気持ちでいる。

昨年秋の入社早々は経理に身を置いて会社の数字をつかみ、新年からの年度末の繁忙期は生産管理や業務といった現場仕事に日々汗をかいていた。

入社当初は印刷の将来に懐疑的であった彼だが、現場仕事を経験し、実際の生産の様子を見ながら感じたのが印刷という仕事の奥深さ。そして繊細な仕事だという事。それは決して簡単に他社に真似ごとができるわけではなく、高度な仕事だということを肌で感じたようだ。そして最近彼が発した言葉が、冒頭の印刷の売り上げを絶対に落としてはならないということ。

◼視点を変えて見ると

印刷という仕事に視点を置くと、印刷物で売り上げを上げていかなくてはならない。印刷需要がシュリンクしているのに印刷物を増やしていくのは、正直そう考えただけで、気持ちが暗くなる。しかし、

印刷物の仕事は減らさない 😉 

という視点を置き、それ以外の仕事で売り上げを積み上げていくと考えれば、気持ちが前向きになれるのではないだろうかと思った。

言い回しを変えただけの単純なことだけど、業界にどっぷり浸かっているとこういう思考はなかなか持たないと思った。

みらい創造という言葉がある。これからのみらいは過去の延長上にはないのは今さら言うまでもない。でも

 😀 やって見たいこと

 😉 自信のあること

を軸にして、今の仕事に足りない部分を足し込んでいけば全く新しい ビジネスが出来上がるんじゃあないかなと思うし、これこそがみらい創造だと感じている。若い世代の感性にまた一つ教えられた瞬間だった。そして不思議に前向きになれる。あらためて言葉の魔力は面白い。

 


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