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自費出版は自身の価値を高めるための役割

伝える

自身の価値を高めるための役割

これも自費出版の役目だと思う。今年の2月に長年教職に身を置いた友人が退職を前に本を作りたいと連絡があった。持つべき友と言うべきか、ありがたい電話である。

なんでも最初は教育関係の出版会社にも顔があるため、そこからの発行を考えていたようだ。ところが出版会社の営業に相談したところ「考えて返事します」と言われたものの、なかなか返事がない。ようやく返事がきたものの、そこからの発行をあきらめたそうだ。理由の一つは

 😥 予算が合わない

これは、お客様である友人の理由。しかし商業出版は出版会社の利益を考えるため、どうしても高くなるし高額になってしまうから致し方ない。

アウトなのは、長く待たされて挙げ句の果てに

 🙁 社内で検討しましたが、予算的にも大変高額になってしまいますので

と断られたとか。これは業界に携わる者として言語道断。おそらく採算が合わないと言うことが言いにくかったんだろうね。でも、こう言う場合はきっぱりと伝えた方がいいんだ。

そもそも友人は自身が経験してきた指導方法をきちんと一冊の本にまとめたいと言う純粋な気持ちで出そうと思っていただけ。加えて4月から大学で教鞭をとるために、学生に使ってもらうためには、それなりの本を出したいことも理由だったようだ。

■自費出版にはもう一つの役目がある

実は、コンサルタントや大学の先生の人たちのように「教える立場」に立った時には、書籍というのはとても有効だ。本を出していると言うのはそれなりの信用を得られやすい。理由は活字にすることは紙に残る責任が伴うだけに、簡単ではないと言うことに起因する。

でも自分の考えを講義する場合は、本にまとめたものがあった方がいい。そしてそれは簡易製本のものではなく、ちゃんと書籍という形にしてあった方が、書いてある内容の価値も上がる。

決して見てくれだけのことをいっているのでなく、伝えるための発信物にも手に取る人たちが信頼できる装丁の方が、しっかりと頭に入るからだ。

結局、写真のように間に合わせることができた。そしてその書籍はメディアユニバーサルデザインの考え方をしっかりと踏襲されていると自負している。

当然、価格はリーズナブルなものとなる。それはあくまで自費出版であり、値段もかかった費用で計算するのではなく、消費者の立場に立った妥当な値段をつけてもらうからだ。

自費出版で利益を出そうとは思わない方がいい。むしろこういった教材や自身の考えを書いたものは、自身のブランド価値を高めるツール費用と捉えた方がいいのだ。

そうやって何冊も出しているコンサルタントのお客様がいる。おかげでその世界ではすっかり有名人だから。


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