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「息子さん戻ってきましたね」と言われ思うこと。

事業継承

息子さん戻ってきましたね。

と言われるようになった。ご存知の通り、昨年秋から息子が会社に入っている。社会人として7年半、新卒の転職が当たり前の中で、一つの会社で勤め上げたのは立派なものだと思う。なにせ、ベンチャー企業で業界も超ブラック。「よくやるなぁ」と親として見ていたほどだ。

彼の話を聞いていると、成長期の若い会社って、極端に言えば、世間でいう倫理とか、働き方なんて関係ないんだろうなと思う。もちろんその会社は上場しちゃったので、後半は法律に抵触しないようにやっていたようだけどね。

さて我々の業界では「修行」と称して紙屋さんや、資材屋さん、そして同業他社に丁稚奉公にご子息が行っている場合が多い。ちなみに僕は息子の就職先には一切関知しなかった。自分で探して自分で納得しての就職だった。小さな会社なんで、かえって同業者でなくて良かったと思っている。

周りには、いきなり会社に入っている後継者もいる。外飯を食べた方が良いに決まっているけど、そこは各社の事情があるんだと思う。ただそういう場合に限って現場作業の会社が多い。ということは、先代の会社の世界しか知らないということになる。

これはやはり苦労すると思う。若い時に刷り込まれた社会常識はたとえそれが傍で見ていて???でも標準、基準になってしまうから。

と思っていたら先日は同じ状況の後継者に会った。彼は大学を出てすぐに稼業に入ってしまったそうだ。しかしすぐに外部の会に入ったとか。その理由もやはり

 😥 狭い世界しか知らない危機感持っていたから

だと。これはとっても大切だと思う。

 ➡ 自分とは違う価値観を知るということ

 ➡ 自分とは全く思想があるということ

 ➡ 自分が正しいことは実は違うという世界があるということ

そんな事を知るには大切な機会だ。だから現場作業の後継者が外の団体に入るのは絶対に必要だと思うし、そういう後継者の会社はやはり先が楽しみだ。。

同じ事が社員にも言える。自分の会社の世界だけの事情で物を言うとそれは「お山の大将」。だから会社は努めて外の空気を吸うための研修という場を与えるべきだと思う。その環境づくりが会社の務めだ。

さて、冒頭の我が家の三代目候補。現場の荷造りや印刷のフォローなどただいま修行中。でもその道を極める必要は弊社ではない。大切なのは働く社員の人たちの仕事を知っておく事だ。自分の手で触れてみて、

 🙂 その面白さや大変さ

そして

 😀 彼らの持ち味を肌で感じる事

だと思う。

サラリーマンとはいえ役席者という立場から、小さな会社で初心者マークの立場へ。今は外部の交流会の誘いはすべて断っている。十分に違う世界を見たんだから、今はマルワという世界に身を置くことがいちばんなので。そう、いまは仕事を学ぶ時だからね。

先輩社員について印刷機に触れて修行中

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