難しい
この言葉を自然と使っていないだろうか。
先日ある会社の番頭格の人が会社のことで色々と相談にやって来た。なんでも新たな事業に向けて、社長からミッションを与えられたようだ。普通なら
🙂 大変だけど、頑張ってみる
と言いたいところだけど、現実は
😐 業界を取り巻く状況がかなりの不透明
加えて
😥 先代からの古参社員が多く、新たなことにトライする意識へはなかなか変わらない。
😐 「今まで会社がこれで伸びて来たのでいまさら」と変革に消極的な社内の空気。
でなかなか前途多難なようだ。確かに話を聞いている僕も、こりゃ一筋縄ではいかないだろうなと思う。現実に当社だって会社を取り巻く環境は同じ状況で四苦八苦しているから。
おそらく社長は番頭の彼が社長と同じように大きな危機感を持っていることをちゃんと認識してくれているから、頼りにしている彼にミッションを与えたんだろうと思う。
相談を受けながら、気がついたことをポツポツとアドバイスしていく。
🙁 そうですよねぇ。
と素直にリアクションしてくれる。しかしその後に、気になる言葉が。
😥 でも難しいなぁ
これが何度となく呟くから始末が悪い。実はこの言葉は魔法の言葉なんだそうだ。自分の師匠である人が言っていたことがある。
➡ 難しいと口にした途端に、思考が止まる
という事。難しいと呪文のように唱えて、結局「やらないことを選択」しているのだそうだ。
意外にこれは無意識に使っている気がする。ただ、自分で発している時は、問題を解決しなければという思考があるから気がつかないだけで、受け手側には意外にこの言葉が耳につく程しゃべっているのかもしれない。
少なくとも、ミッションを与えられたのだから、
💡 面白そう
と言って内心はともかく動いてみて、何らかの提言を社長に進言したらどうだろうか。おそらくそこで社長が難しいと発するはずだ。その言葉を社長が発した時に、「社長、変革の意思があるのか」と質問し、社長の後押しをすればいいと思ってしまった。
💡 やってみなはれ
はサントリー創業者の鳥居信治郎の言葉。まずはやってみる事だ。ダメなら変えれば良いのだから。任せたあなたに「駄目じゃんか」と社長は言わない。汗を流して頑張る社員には結果がどうであれ、頼もしく感じるのがトップだから。
難しい・・・社長が言う前に、貴方が言っちゃあ駄目だよね。
頑張れ番頭くん 😉
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