「言った、言わない」というくだらないやり取り。大事な約束を友達として、その通り行動したらみんなに裏切られて悲しくて泣いちゃった…。これらの事って全て子供の世界での日常。
一連のごたごたは政治をしていくうえでの「掴み」を理解していないからではないでしょうか。そして「ここ一番」でどう動くのがベストかを判断できないからではないでしょうか。これは教科書では決して学べない、企業ではいえばOJTと同じこと。適切な対応をするための「勘所」があれば、そして官僚批判ではなく協力してもらう「掴み」さえあればもっと安定した運営ができたように感じます。
現政権は前政権と違って世襲議員が少ないと言われます。政治の世襲はダメ…と言われます。確かに中小企業のオーナー経営者とは違いますから、能力もなくただ世襲…というのはいかがなものかと思いますが、若い頃から秘書をする事で政治を進めていく本来の「掴み」を学んでいると思います。と同時に政治を俯瞰して見る訓練もしていると思います。
一方で弁護士や松下政経塾出身者も多く、組織の中で身を置いていないことも原因だと言われています。しかし今回はひどすぎるなぁ。首相退陣を促している人が、実は議員を辞めるといって撤回した人だったり、本来の党の姿じゃないといった人が、疑惑まみれであったり、よく「自分の事は棚に置いて…」と言いますが、どうも永田町ではこれが当たり前のようです。
未来の子供たちの為に、将来の為にとよく言っていますが、一連のごたごたを目にする度にそう思うのならまずは自分たちの行動から襟を正したら…って思ってしまいます。よくテレビ出演している政治家の皆さんどんなに厳しい表情をしても、「内心本当にそう思っているの???」と視聴者はそろそろ感じています。
大人の痴話げんかほどみっともないものはありません。結局最後は自分がかわいいのでしょうね。それが人間の本性ですが、それであれば政治に就いてはいけません。「じゃあ、君はどうなんだ…」と突っ込まれたら、私はすかさず反論します。「私にはそんな器はありません。だから政治家を志しませんでした・・・・」と。
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