社長のあり方や生き方は人それぞれだけど、
→かっこいいなあ、
→素敵だなあ
と思う先輩社長は何人か今までまであったけど、そのうちのお一人か先日他界された。年齢は80代。まだまだ現役で
😮 ゴルフも自身で運転して出かけ
😉 タバコも美味しそうに嗜み
😀 グルメで美味しいものたくさんご存知で
😯 お酒も強い
自身の父親はマジメ一筋で「趣味も仕事」という人だったので、見方によってはこの方とは真逆に見えた人だった。
そんな大先輩が先日突然他界された 😐
この方とは家内との食事先でお会いしたのがご縁。依頼、特に家内に仕事の依頼をいただき落つきあいをさせていただいてきた。詳しくはこちら…。
http://www.yumitorihara.jp/archives/677
実は半年も前から体調がすぐれず、自身の寿命についてはある程度覚悟をされていたらしい。
その間なんどもお会いしてお食事ご一緒させていただいたけど、全く調子が悪いなんてそぶりも見せず、いつもと同じように接してくださった。社員の方もご存知なかったようだ。
ご自分の部屋では元気がなくても、社員や外部の方が部屋を訪ねると矍鑠(かくしゃく)とされ、調子が悪いなんてそぶりも見せず、最後までカッコよくされてみえた。
社葬もせず家族葬。社員の方が知ったのは亡くなった後。後継者と一部の方しか知らず、その間に次世代につなぐ準備を後に託された方と粛々とされていたらしい。何事もなかったようにその間も仕事は進められていたというから驚きだし、なんとも引き際もカッコいい。他界した後のシナリオは全てその方自身が存命中に考えていたらしい。
死んだ人間のために大掛かりなことをやる必要はない。それよりもこれからも会社を支えていく人たちや後継者が仕事に専念することが大切だ。
きっとそんなメッセージだと思う。事実外部にご挨拶という形で知らされた後にお邪魔した部屋は、遺影と胡蝶蘭だけのシンプルなものだった。
■本当にかっこいい引き際とは
多くの事業継承を見ていると、いつまでも先代がでしゃばり、後継者が萎縮してしまっている姿をよく目にする。いつまでも「俺が俺が・・・」みたいな。
事業継承に限らず、多くの団体でもいつまでも先輩という姿にしがみつきたい人の姿を多くみてきた。
本当にかっこいいのはこうした引き際。
その引き際を自分の目で見ると事はない。その先輩も最後はこの世からいなくなる恐怖と戦っていたという。それでも最後はカッコよかった。なかなか及ばないが自分も目指したい。
不器用だからせめて引き際は
そんな事をあらためて気付かせてくれた大先輩に合掌。
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