できて当たり前の仕事、つまり仕事としてはプラスの評価を受けにくい仕事は、ちゃんと納めて当たり前だけに、ほんの些細なミスでもマイナスにしかならず、本当に怖い仕事だと思った。
この言葉は、仕分け・発送業務を手伝っていた息子の営業会議での発言。
これは当たり前が基本だから失敗した途端に通常よりもかなり大きな痛手ということを指している。
■お客様は出来て当たり前と思っている仕事
ところがこの当たり前にミスが出た途端にお客様への謝罪が難しくなる。そして我々にはリスクが大きいと思っていても、お客様は出来て当たり前と思っている仕事がある。
実は印刷会社は、結構お客様が求めているものと我々が感じているものの差異がある。その一つが誤植。
😥 文字は正確に打たれていて当たり前。
ところが、入力するのは人間。したがってどんなに正確に入力しているつもりでも、人が関わるものは必ずミスが出る。
そしてこんなの常識だろうというもの。
例えばお客様が入力したデータであっても
➡ 日にちと曜日が合ってない
➡ 地名が間違っている
➡ いただいたデータの住所から〇〇区が抜けている
（これ全て経験したものばかり）
でも、お客様によっては
👿 それを気がつくのがプロだろう
だって。たとえ自分が入力していても
それぐらい気がつけよ
って。もうここまでくると笑うしかない(^^;)
その為、当社も校正する社員がいて、ついでに校閲（原稿の誤りや不備を見つける仕事）までやっている。でもそれに費用がかかっているなんて思っているお客様は意外に少ない。
だから価格競争になってしまう行政の仕事ではまず落札は出来ない。
先日社会保険庁の年金入力問題で中国に40万件流出した問題があったけど、結局この仕事は価格競争で落札したもの。適正価格の大切さは当然だけど、「安値」という価格だけを見ていたら大怪我しますよってこと。
■ネットより
その辺りはもう少し発注側も理解をしてほしいし、IS0のような外部認証など取得している会社に優先権を与えてほしいと思う。
ただ、そういったことを配慮した上での当たり前だと思った時のミスは怖い。だから心してかからないといけないと強く感じている。
ところで･･･ふと思うんだけど果たしてマイナスばかりだろうか。ひょっとするとプラスがないと思っていても、
🙂 梱包が丁寧
😀 配送の人たちの応対が素晴らしい
😛 仕分け発送後の情報発信が正確
仕事には直接関係ないかもしれないけど、実はプラスアルファの心遣いをすることで、プラスにできると思っている。
たくさんの包装紙。たった一つでもいい加減な包装があればその仕事は台無し
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