人の魅力は「遊び」から

先週末に富山県八尾町にあの有名なおわら風の盆を昨年に引き続き見てきました。本来は9月1日～3日までですが、この時期はある旅行会社の企画で一部だけ行っています。本場の雰囲気には遠く及びませんが、それでも多くの観光客が押し寄せ、編笠をかぶっての踊りを堪能していました。
今回のブログはその感想ではありません。昨年に引き続きご厄介になった富山県の業界の先輩経営者の方の話題です。実はこの方、写真がプロ並みの腕前でこのおわらを写真に収める為に八尾の町に家を買ってしまった方です。
70歳を過ぎましたが、立山にも登り今年もネパールに登ると言っています。鮎釣りをしたりブドウを育て自社オリジナルのワインを作ったり、趣味が講じて実益にもしています。感心したのはフットワークの良さ。70代には思えない歩き、そして飾らない少年のような目がとても素敵です。
今年は母親を連れて行きました。私の父親は無趣味で仕事一筋、そんな父親と対照的な先輩経営者を見て、「お父さんもせっかくだからこうして生きればよかったのに…」と苦笑いしていました。
仕事ができる人に共通するのはこうした幅広い趣味。特にプロもビックリという極めた人も数多くいます。裏を返せば「趣味をやる時間を作る為に仕事をしている」という事でしょうか。
先の写真もプロ並み、いやそれ以上ですので、観光カレンダーとして販売しています。ヘリコプターを借りて立山連峰の航空写真も撮り続け、大きな荷物を担いで山にも登ると言います。
「人間鍛えればバネになる」私がたびたび使うかつてのCMのキャッチコピーですが、このコピー、体だけでなく精神的にも通じるなと思います。人の魅力は「遊び」から来る精神的な余裕が作り上げると思います。仕事もきちっとできるから、こうした生活ができるのだとあらためて感じました。
「まだ55才か、若いなぁ…」と私に向けられた言葉、いやいや精神的には私の方が年老いてしまっています。先輩を見ながらこれではいかん!!!とあらためて思って次第です。

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