URLをHTTP[S]に変更しました。以前よりブックマークしてくださっている方は、こちらをクリックし、再登録をお願いいたします。

「導く」という姿勢

当社の新人君も営業に出るようになって2か月が経過しました。案の定テンパっている毎日、「頭が真っ白になる」という表現をしますが、新卒君を見ているとその言葉を連想する様子を何度と見る事があります。
自分が.新卒の時はどうだったか…。私の場合は教職でしたので、いきなり小学校3年生の担任となり教室を預かることに。「ギャングエイジ」世代ですので、耳をつんざく声に戸惑いながら、大声を出して声が出なくなったこともありました。
そんな時代でも、学級経営がうまくいかず若い先生の中には心身消失状態の人もいました。ただ一つ、当時と違うなと思う事があります。それは「時間」です。当時は時間がのんびりと過ぎていたように思います。
そんな一大事でも、「ながーい目」で先輩職員や父兄も見ていたように思います。インターネットも携帯もなく、情報も洪水のように入ってくる時代ではありませんので、のんびりしていたのかもしれません。
ところが、今は出勤すればメールをチェックし、外に出ていても携帯で呼び出され、すぐに対応すると事が要求されます。物心ついた段階で既に携帯やメールがあった彼らにとっては、それは自然の事かもしれませんが、私たち世代にとっては何ともせせこましい日々だと感じてしまいます。
そんな劇的な時間経過の中で新社会人として動き回ることを要求されるのですから、大変な時代になったと思います。新人君の様子を見て「大丈夫かな??」と思っても、結局は乗り越えるのは本人の人間力。巷に社員教育の講座は数多くありますが、人だけは「マニュアル」というわけにいかず「個別対応」が求められます。
私を社員教育のプロとして見て頂く方がたくさんあります。しかし「他人と過去」だけは自分の思い通りになりません。自分がこの年齢になって思う事は、「見守る」ことと「ここ一番のタイミング」ターニングポイントを見逃さない事と思います。
人を育てる事は自身の成長でもあります。「コントロールしようと思わない」これは当然のことですが、「導く」という姿勢だけはいつも持っていたいと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました