節目

先日私が所属するＳ会の「還暦と古希を祝う会」に出席しました。この会はかつて所属したＷ会の卒業者で構成されています。今回還暦や古希を迎えた方はかつて一緒に会で汗を一緒にかいた人ばかり。
私にとっては現役中に多くのご指導やご鞭撻を頂いた人たちです。教職から転職して世間知らずの私が今までやってこられたのは、こうした先輩たちとの出会いがあったからだと思っています。
一方で、もうそんな年齢なのだと感慨に浸ってしまいました。気が付けばその会を卒業し５０代半ば。顔は同じですが、やはりどこか人生を歩んできた時間経過を表情から感じ取ることができます。
実はその中のお一人の先輩の言葉が印象的でした。「多くの方と出会い、多くの出来事を経験し、気がつけばそれが節目になっている、竹は中が中空でも節目あるから強い。今の私はその節目に支えられている」･･･とそんな内容でした。
この方八年ほど前に大病を患い生死をさまよいました。人は一度死に直面すると人生観が変わると言いますが、まさにその言葉通りだと思います。年齢もあるでしょうが、お若い時のどこか突っ張ったところが影を潜め歩んできた人生をかみしめる･･･そんな感じがしました。
「袖スリ合うも･･･」と言います。人は誰でも出会いは平等にあると思いますが、不思議な事にその出会いをご縁として広くなげていくのかは個人差があるなと感じます。結局人の財産は多くのご縁だとあらためて感じた次第です。
Ｗ会で所属の間は、多くの時間を会の為に使ってきました。卒業後のＳ会はこの５年間で数えるほどしか参加していません。業界関係のお手伝いをしているのが主な理由ですが、あらためて自身が汗を流した人たちとの交流は良いなと感じました。
一会員としてですが、また出席をさせて頂こうと…。出席が会の活性化のお役にたてるなと思っています。「節目」良い言葉ですね。５０代となった今、あらためて節目を作っていこうと感じました。それが魅力ある人への第一歩だと思いますので…。

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