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あらためて「任せている」と感じました

一昨日まで当社では情報のISOの監査がありました。10年前に品質のISOを取得して以来、環境をはじめGPマークなど多くの第三者認証を取得してきましたが、こうした認証には更新検査をはじめとする外部審査が付き物です。
取得当初はこの外部審査が迫ってくると、事前に会議を開き準備をしてきましたが、お陰様でこのところはそうした事もなく、管理責任者が書類の箱をそろえるだけで迎えるまで要領がよくなってきました。
その理由は、委員会活動でISOを全社員で運用しているからではないかなと、審査の方から感想をいただきました。そもそもこの委員会活動は、一部の社員にしわ寄せがいっていたISOの業務を全社員で関わろうと思ったのがきっかけです。
とはいえやはり専門的な知識も必要ですので、おそらく自主運用にも限界があると思っていましたが、不思議な事に全員で運用していこうと思うと、難しい規定やマニュアルを平易に解釈していこうと工夫することとなります。
審査員の方からもそうした平易な落とし込みの運用について評価をいただきました。「案ずるより産むがやすし」と言います。このISOについてはこの言葉がしっくりとくるなと思います。
新たに物事をはじめようとするとき、いろいろできない理由を並べてしまいます。当社の企業規模で、こうした三つのISOを運用していく事は無茶だと実は当初思っていました。一方で「何とかなる…」とも。その根拠は特にありませんでしたが(苦笑)
こうして運用が出来ているのは、社員の自主的な行動のおかげです。そしてそれはあくまで社員目線だから活動できているのだと感じています。自身も50代半ばとなり、こうした規定を率先して作り上げていく事は難しくなってきました。
「信頼して任せる、任せたら口を出さない」とよく言いますが、このISOだけは恥
ずかしい話「出したくても出せないのです」(笑)。 それがいいのかもしれません。そういえば成功している経営者の多くは、「できないから任せている」と言います。
オーナー経営で「リーダーシップ」は必要でしょうが、「俺が俺が」ではだめなんだと、あらためて感じます。


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