見聞を広める

ミャンマーはこれから大きく経済発展する可能性を秘めています。民主化に大きく舵取りをすることとなり、外国資本もこれから多く入ってくることは間違いありません。
スターシティーという場所に行きました。ゴルフ場に囲まれた大型マンションの建設、ゆくゆくは病院やショッピングモールが作られ街を形成していく大型プロジェクトです。ヤンゴン近郊に建設中のマンションを横目にそのサービスセンターを訪れ、モデルルームも見学しました。
マンションの部屋を購入し、出来上がった段階で貸したり売ったりするというもの。契約時に半分を支払い、完成後残りを支払う、支払いはすべて現金ということで、なんだか日本のバブル経済を思い出してしまいました。
購入者の多くはミャンマーの高級富裕層となんと日本人、バブル崩壊の教訓は果たして活かされているのかははなはだ疑問です。
しかし、こうした話が眉唾に思えないほど、説得力のあるものに聞こえるのはそれだけこの国には今のところ「何もない」ということ。一方でこうした話の恩恵を受けることができるのはいつの時代も一部の富裕層に限られてしまうような気がします。
先日も書きましたが、20年以上も前に中国の経済特区であった深センを訪れた際、本当にここが日本並に発展するとは思えませんでしたが、ご存じの通り今や日本をも追い越してしまいました。
ミャンマーもまだまだと思っていても今のIT技術の発達で日本が歩んで
きた時間とは比較にならないほどのスピードで発展していくことは間違いありません。
働く人の目の輝きを目の当たりにし、誰よりも先にミャンマーで進出し失敗を繰り返しながら今まさにその苦労が実ろうとしている友人を見て、そして何もない場所に一つのビジネスチャンスが生まれたら、あっという間に状況が変わってしまうことをみると、経営を預かるものは常にアンテナを高くしないといけないこと実感します。
「見聞を広める」この言葉は今まさに経営者が必要とするものではないかと感じました。土曜日に社員に報告し、次の方向性を舵取りしていくのが、私の役目だと思います。社員の皆様ありがとうございました。また一つ、仕込みができました。その内容はあらためてご報告します。

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