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隣の芝生は青いのはそれなりに理由が…。

現在私は全国印刷工業組合の「産業戦略デザイン室」に出向しています。この委員会、将来の業界のグランドデザインを描く委員会です。以前も「業態変革」というキーワードで、多くの提言をしてきましたが、今回は先を見据えた提言です。
この委員会のご縁で多くの印刷会社に出向くことがあります。「100年企業の考察」と題した原稿執筆のために、実際にその企業にお邪魔した事もありました。また新たなビジネスモデルを作った企業にも伺い、事業変革の過程での苦労を生の声で聞くこともありました。
こうした方たちの声を聞いて感じるのは、社会から評価を頂いている会社は評価されている以上に多くのトライと失敗をしているのだという事です。
先日ヤンキースのイチローが4000本安打を達成した際のインタビューで「4000本の安打以上に8000回のミスを重ねている」という言葉を発しましたが、まさにその言葉がぴったりするなと感じます。
「隣の芝生は青い・・・」と言います。確かに他社はよく見えますし、うらやましく思いがちですが、何もしないで今があるわけではないなと、あらためて感じました。
当たり前ですが、今の状況の延長上には成功のカギはないと思います。成功のキーは新しい事やトライすることを通して、「思いもよらない」事で手に入れる事があるのだという事を先人たちが教えてくれています。
今回も多くの会社の事例に目を通しながら、時代が変わっても同じなんだという事を実感しました。その事を実際に経営者の方の口から聞くことができたのはわたしにとって何事にも代えがたい財産だと思っています。
今週末で当社は決算を迎えます。先日経営計画のたたき台が出来上がりました。この計画を幹部社員と共に今週末に検討して、新しい期にはまたトライをしていきたいと思っています。
失敗を恐れてはいけませんが、失敗ないように準備をしていく事も必須。成功企業の共通は失敗をしないように緻密に計算して動いていることも一方であるようです。その事を気持ちに銘じたいなと思っています。「隣の芝生は青い・・・」青いなりの理由があるんですね。


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