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常に一つ上を

会社を空けている間に社内ではいろいろな事件が起こります。特に印刷業はクレームとの戦い、文字一字が抜け落ちていたとしても、大きなクレームになってしまいます。
以前はこうした電話が出張先に「報告という形」で電話がありました。報告と言いながら、実は指示を仰ぐ電話です。事件は現場で起こっていますので、じっくりと事の次第を聞くことができず、取りあえずの対応指示をすることになります。
ところが最近そうした事が起こった場合、電話の内容は「こうします」という形になってきました。内容によっては対処した後に文字通り報告という事もあります。この事は社員が自身で考えて行動するようになってきたという証でもあります。
加えて対処内容が、普段私が伝えていることを実践していると感じています。要は事後報告を受けたとしても、対処方法に間違いがなくなってきたという事です。
もちろん、自分たちで対応できない事はすぐに連絡がありますが、連絡するか否かの判断もこちらの意図する通りになってきたと…。
先週末に組合事業の一環として経営者と幹部社員についての話をさせて頂く機会がありました。総じて皆さんに共感を得たのはコミュニケーションの部分。どの会社も結局自分の意図する通りに伝わらない悩みを抱えているのだという事をあらためて実感しました。
円滑にしていくセオリーはありますが、効率を求めることができないのがコミュニケーションです。これでけは何度も言い続け、その中でいかにしたら伝わるかを身を持って体験していく事が必要だと思っています。
何事もなく毎日過ぎていく事に越したことはありません。しかし何かがあるのが経営です。そして何かがあることを体感していく事で学びがあります。問題が発生した時に、特別な場合を除き、社員に考えさせて対処していく、この繰り返しが社員力を培っていく事だとあらためて思いました。
とはいえ当社の力はまだまだです。「一つ上」をいつも目指し、力強い会社をつくり上げていこうと感じています。


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