気がつけば自分の周りで社内報や社外報、はたまたニュースペーパーといった発信をする会社が増えたように感じます。この要因は印刷会社でなくても、気軽にPCを使って文字を駆使してカラー印刷をできることになったというハード面の発達が大きいと思います。そしてもう一つ、「発信」するハードルが以前ほど高くなくなったというともあるように感じます。
以前は活字にして写真を貼って…それをDMで発送するという、それ相応の準備が必要でした。そして何よりも文字を書いて発信していくことは、特別な事だったように思います。いまはソーシャルネットワークやブログが市民権を得る事となり、ものを書くことに対する抵抗が無くなったように感じます。
感心するほどどの企業もうまくなりました。特に社員の様子を紙面に落としているものが増えたように感じます。作り手の様子がわかる事が大切なキーワードをそのまま象徴しているようです。発信といえば、会社の活動を見てもらう事も最近は増えたように感じませんか。インターシップの受け入れや会社見学もその一環。
当社は三年前から委員会の活動を外部の方に見ていただく機会を設けています。もともと私の研修仲間である千葉県のヤマシナ商事さんの試みに刺激をいただきスタートしました。他社の社長さんに向かって活動を発表し採点していただいています。今年で三年目。現場の社員も含め全員で発信をする…社員にとっては年に一度の大イベントです。そしてただ今準備の真っ最中。
今年は希望があれば研修仲間以外の外部の方にも見ていただく機会を作りました。同業他社や私のお世話になった異業種交流の後輩など、少しでも参考や刺激をいただければと思っての試みです。社員にとっては三年間の集大成…こうした活動を発信していくことで、彼らの発信力、そして会社の発信力を付けていきたいと感じています。
こうした試みが必ず会社の底力をアップしていく事となります。そしてそれが企業としての独自化になる…と信じています。
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