印刷工業組合の産業戦略デザイン室に出向しています。この委員会、縮小する業界の中で企業としてどう生き残っていくか、新たなビジネスの方向性として何があるのかを議論していくものです。加えて業界を導いていく為に組合がどういった姿があるのかを描いていくものです。
全国から理事長やそれに準じる立場の方、そうそうたるメンバーが集まっています。前の理事長に勉強だからと推薦を頂き出席をしていますが、あらためてこの委員会のレベルの高さに驚くばかりです。
組合活動にばかり、関わっていると会社がおかしくなると言いますし、事実私もそう思っていました。それに同業者が集まったところで結局は利害関係が働くばかり、おかしな派閥のようなものができて参加するメリットはないと思っていました。
しかしさすがに全国から集まってくるとそうしたつまらない既得権のような心理は働かないなと感じます。そして何よりも感じたのは、この委員会に参加している人はそんなちっぽけな感覚で参加はしていないことを実感します。
発言する意見も、書く文章もしっかりとしています。一つの意見さえも聞き逃せない会議など参加したのは何年ぶりでしょうか。それぐらい委員会が終了すると頭が疲れるのです。
これだけの意見交換を聞くとまだまだ業界が仕事をするところはどれだけでもあるなと感じます。そしてこうした議論を重ねながら実は議論している自身で多くの知恵が湧くのも実感します。これもすべて真剣だからだと思います。
会議に出席して「怖い!」と感じるのはいつ以来でしょうか。「本気の会議」大げさに聞こえるかもしれませんが、まさにこの言葉が当てはまる会議です。
秋にはこの話し合いの内容が公になり冊子となって組合員に公表されます。果たしてこの本気がどれだけ伝わるでしょうか。そのために暫く私に課せられた宿題、「本気の執筆」が続きます。フーッ(^-^;
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