自身で燃える - (株)マルワの社長ブログ

先日の連休中に美容院に足を運びました。最近は出張のついでに行く美容室があるのですが、カラーリングは髪を傷めない事に気を使っているこの美容室が一番、先代からの付き合いもあり、今でも家族でお世話になっています。
カラーリングをしてくれた女性は三重県の鳥羽市出身、名古屋と鳥羽の位置関係は他の県ではわかりづらいでしょうが、特急電車で1時間半と言えば想定できるでしょうか。地元の専門学校を出て4年、お店の近所で一人住まいをしていると言います。
「このお店に就職した理由は…」と尋ねると「オーナーの人柄」という答えが返ってきました。実はこのオーナー私と同様二代目です。先代もまだ健在ですが、技術があり一時代を築いたほどの腕前。残念ですが、2代目はそこまでの力量はありません。
ただ彼がすごいのは経営力、特に社員思いのところ…。通常、美容室は出入りの激しい職場です。加えて社会保険さえない美容室がかなりの数及ぶと言います。そんな業界で彼は常日頃「恥ずかしくない職場を作りたい」と言い続けてきました。
そんな思いが徐々通じたのでしょうか、先の女性が初めての新卒だそうですが、多くの美容室に就活をして、入った空気感で就職を決めたと言います。そしてもう一つ後押しをしたのが先輩の声。転職経験の先輩が「ここの美容室はいいよ」という声も就職を勇気づけたと言います。
美容室は過酷な仕事です。週休二日と言いながら出勤してもお客さがいないと「今日休日にしていいよ」という事も平気で行ってしまう職場もあるそうです。そんな職場とは縁遠い職場にしたいというのがオーナーの思いです。年は39歳、このお店は伸びるな････私の率直な感想です。
「休みはどうしてるの…」と聞くと、一日は外に出てヘアメイクの勉強をしたり、カラーリングの勉強に出かけているそうです。そして毎日の仕事もカットの練習で帰りは12時ごろだとか。それでも充実していると、明るい声で話をしてくれました。
主体性を持ってトライすればそうした気持ちになる…子供と同じ世代の彼女から教えてもらった気がします。主体性を持つ、そして自身で燃えるそんな社員が数多くいる事が会社の成長を促すのだと感じます。