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プロとしてのこだわり

ある企画のプレゼンの為企画の方との打ち合わせをする機会が最近あります。プランナーであったりデザイナーであったり、ようは創り出す側の方々です。最近当社も創り出す、企画の仕事が増えてきましたが、彼らと仕事をするとそのこだわりは半端ではありません。
先日も夕方からスタートした会議が終了したのがなんと12時を回っていました。5時間以上も椅子に座って議論をしていた事になります。
そこまで遅くなってしまったのは、一つ一つの企画書の整合性を見ていくと、どうしても細かいところでつじつまが合わなくなってしまいます。プレゼンですので、まだこれからの事。「そこまでこだわらなくても…」これが正直な気持ちでした。
しかし彼らにとってはその小さな部分をきちっと仕上げていかないと自信を持ってプレゼンをした事にはならないのです。ちょうど複雑なジグソーパズルを積み重ねるように、ピースをはめ込んでいく作業のようです。
パズルでピースがはまらない事は許されませんが、プレゼンも同様だなと感じます。そしてそういった作業を見ながら、「創り出す」仕事をしている人の「プロ意識」の高さを感じた次第です。
我々の印刷という仕事もこだわりがあります。そして我々が得意としている文字組版も組版の美しさというこだわりがあります。しかし、大部分は如何に効率よく時間を使っていくかに力点が置かれてしまうのです。
とことんまでこだわる…口ではそんな事を言いますが、実際にそうした状況に身を置くことが彼らの仕事に比べると少ないなというのが実感です。
我々の企画と違い、形のないものを作り上げていく彼らにとって、自身の頭の中で考えた事は必ず成功させなくてはいけないのだという自負があるのだと思います。そして「こだわり」と書きましたが、ほんの小さな整合性をないがしろにすることが、お客様の喜ぶ、満足するものができない事を彼らは知っているのだと感じました。
プロ意識…彼らの前ではこの言葉をそうそう簡単に使えないなとあらためて感じた次第です。このプレゼン、必ず成功させたいですし、こうした場にご一緒する事で「プロとしてのこだわり」を実感した次第です。


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