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一つ一つの言葉

このところ多くの情報にあふれている自分に気が付きます。会社を少し空けると、ファックスが山積みになっていたり、メールを開くと画面が溢れるくらいのメールの量だったり…。
メールについては、最近携帯に転送するようになり、逐一目を通すようにしていますので、読み落としが随分減りましたが、ファックスは見落としてしまう事が多いなと感じます。
明らかにセールスの内容は破棄するように伝えているものの、それでも残されたファックスも聞いた事のない人や会社だと読み飛ばしてしまい、後で連絡が来て慌てる事も多々あります。
このように受け取る側の視点に立つと、発信が大切と言いながら立場を変えるとそれ以上の情報に埋もれている現実があることに気がつきます。
目に留まる為に、解りやすいキャッチコピーにしたり、ワンポイントの色を入れたりと工夫をしていますが、最近感じるのは伝える為に必要な「簡潔な文章」ではないかなと感じています。
伝えたい文章が如何に簡潔にまとめられているか、これだけ日々情報が多くなると、こうした「当たり前」の事がよりクローズアップされます。誰でも情報発信できる時代になった分、言葉を大切に扱わなくなったなと感じています。
多くの情報の中で、思わず目に留まるのはデザインも当然ですし、格好いいキャッチも必要ですが、それらはあくまで必要条件。十分条件は大切な言葉だと感じています。多くのファックスの山から「オッと」目に留まるのは不思議ですが、文字が「読んでくれ」と語りかけていると感じます。
こうして日々ブログを書いていますが、一つ一つの言葉を大切にしたいと感じています。きれいな言葉は間違いなく人を引き付けつけるものだと。発信に欠かせないのは言葉・・・あらためて情報を受け取る側になって強く感じた次第です。


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