先週末から3日間社員研修に出掛けました。場所は東北、今更ですが震災の跡を体感しておきたいと思ったからです。あれから二年、ようやく瓦礫も街中から姿を消し始め町が少しずつ復興に向かっていることを実感します。
とはいえ案内を頂いたボランティアの方の話を聞くとあくまで表面的なこと、仮説住宅に住んでいる方も地区によっては大多数だそうで、実際にそのボランティアの方も仮説住宅に住んでいるそうです。
「家もないのに毎月ローンを払っています。仮説だから家賃はないですが、そこを出たら家賃を更に払うことに」そんな事を聞くと我々は幸せ者だと感じます。
閖上中学校の現場では亡くなった生徒さんの名前が刻まれた碑を見ると何かドーンと重たいものを感じます。かけがえのなに子供を亡くした親の気持ちを思うと何ともやりきれ
ません。
同業の先輩社長であるユーメディアの今野社長から当時の事を聞くと表面的には復興していても、そこに至るまでの過程は並大抵の事ではなかったなと感じます。
今回の社員旅行は昨年秋にお邪魔したフジテックさんの藤田社長の被災地への関わりを社員と共に聞いたのがきっかけです。関東では近く感じた東日本の震災も我々名古屋では遠く感じてしまいます。
社員と共にこの目で見ておきたいと企画した今回の旅行。一方で素敵な温泉に浸かって社員と酒を酌み交わし、二次会も全員参加となった宴会をはじめ中尊寺などの世界遺産も体験できました。
社員旅行の復活の兆しがあると聞いたことがあります。あらためて共に行動して同じ経験をしていくことが、如何に大切なことかを実感した時間でした。
自分たちが如何に恵まれているかを感じながらベタな表現ですが「絆」を感じた3日間。チームマルワをあらためて確認し心新たに今日からスタートします。
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