社員研修では中尊寺を訪れました。さすがに世界遺産だけあって、豪華絢爛の建物には迫力があります。昔の人はこうした事に時間をかけていたのだという事をあらためて実感しました。
ところで今回の旅行では多くの場所でボランティアという説明をされる方のお世話になりました。今回も被災地でのボランティアだけでなく、松島の瑞巌寺でもボランティアの方に説明を受けました。
以前はバスガイドさんがこうした説明をしていたと思います。実はこのボランティアの方の説明がとてもいいのです。一日に何度も説明すると、同じことを繰り返して説明していく事となります。
説明する内容が会を重ねていく毎にブラッシュアップしていくからでしょうか。聞いていてもとても聞きやすいのです。時には少し冗談を交えていくなど、工夫をされた話し方がとても耳聞こえが良いなと思いました。
こうしたボランティアの方はリタイヤされた方が多いと言います。私どもについていただいた方も一線から身を引かれて4年だと言っていました。中には高齢の方もいるそうで、80歳を超えてもなお現役だと言います。
新聞では65歳以上の認知症が460万人を超えていると言います。自分の事を考えてみるとやはりひょっとして仕事をリタイヤしてしまったら一気にぼけてしまうだろうなと危惧します。それだけ気持ちの張りというのは脳の活性化に必要不可欠なのだと思います。
どんな形であれ、社会に関わっていく事が必要なのだと思います。一番つらいのは「関心を持たれない」という事と言います。私は経営者ですのでまだ少し先ではありますが、いつでも身を引ける立場にあります。
仕事を離れてしまう事が怖いから、気が付くとズルズルと仕事をしてしまう・・・そんなことだけは避けたいと思っています。必要とされるのを待つのでなく自らそうした場に身を置く行動に出る事が必要ですね。
一線を退かれると「誰かのお役にたちたい…」という思いが強くなると言います。それにしてもあれだけの知識を頭に入れるのですから、大したものだなと…。あらためて感じました。
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