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高揚感から知るビジネスモデルのヒント

私の知り合いの女性が本を出すと連絡がありました。なんでも女性起業家を特集した内容で、そのうちの一人として執筆するそうです。よくよく聞くとキーマンとなる人が企画し、制作会社に持ち込んで今回の発行の実現に至ったようです。
当社では自費出版を行っており「自費出版アドバイザー」という資格を持った者もいます。おかげさまで多くの方から注文をいただき、制作のお手伝いをさせて頂いています。本文の紙は何にするか、手触りは、表紙の質感は…と製作の方の思いは際限ありません。
以前自費出版発行で大きな社会問題になった事がありましたが、それだけ自分で本を出したいという思いは誰もが持つ共通の思いなのかもしれません。
出したくてもなかなか出せない書籍、それが今回のように「依頼」という事になると、余計に力も入ります。「どうやって書きましょう」と聞かれましたが、「自身の言葉で綴ってはどうでしょうか…」と伝えておきました。どのみちプロのライターがつく筈ですから、思うがままに書けばいいと思います。
私も、今から4ビジネスモデルのヒント年ほど前に一冊の本を出しました。出したというとカッコいいのですが、ブログをつづっただけです。しかしそれでも自身の書籍を出したというのは正直なところ嬉しい限りでした。
人として生まれたからには一冊ぐらいは本を出したいと思うのだそうです。先の彼女、とても興奮して電話がかかってきました。それだけ責任の大きさを実感する半面、自身の書いたものが世に出回ることに対する高揚感なのだと感じます。
そんな電話を受けながら我々の印刷に携わる仕事にはまだまだ人を幸せにする要素が隠れているのだと思います。価格競争で疲弊している我々の業界。昨日も価格のことでお客様から値下げの要求がありました。
「価格を下げることがサービス」、これが今までの我々のビジネスモデルだったように思います。しかしネットプリントが当たり前となると本当のサービスに向かわなくてはなりません。「すべてはお客様のために」この言葉のヒントは先の女性の高揚した電話に隠されているなと感じます。


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