経営者にとって人材育成は最大の課題。昨日、大阪府印刷工業組合でマルワの取り組みの紹介とお二人のパネラーをコーディネーターとして務めるパネルディスカッションにのぞみました。
ひとりは(株)羽車の杉浦正樹さん。以前はハグルマ封筒という社名の通り、来年で創業100年を迎える4代目社長。表参道にアンテナショップを出しなど、封筒に価値を付けることで他の封筒メーカーとは一線を画している会社。
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そしてもう一社は大興印刷(株)高本隆彦さん。ご自分では日本一小さな輪転会社と言っていますが、素敵な社屋と多くの企画をされ独自のソフト化戦略を進めています。
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特徴的な経営をされている二社は実は大変ユニークな人材教育をされています。羽車さんは毎年社員を連れて海外に行かれますし、高本さんは一泊研修を部署ごとに計5回されています。ただここでお二人の会社のことを書こうとしても書ききれません。
■ハードルの高いコーディネートでした
コーディネーターは何度かやったことがあるんですが、実は今回ほどハードルが高いと思った事はありません。今回の参加者の7割を超える人たちが20人以下の会社。これは大阪に限ったことではなく印刷業界の実態。従っていくらパネラーの方の教育方針を引き出しても
😥 それは会社が大きいからできるんでしょ
で片付けられてしまう危険があるという事。
そしてもう一つ、
➡ 社員教育や人材育成には正解がないという事。
本来パネルディスカッションは締めとしての落とし所を作るんですが、これが作れなかったんです。それはたとえ100名を超える会社であってもオーナー経営である間は
トップの考えが色濃く出るから
要は経営者の考え一つで変わってしまうわけ。今回の二社も実際の教育は独特なものがあるんです。なので筋書きのないパネルディスカッションでした。
ただ、聞いていて思った事は
➡ 価値観をなんとか共有したい
➡ トップ自らが背中を見せていること
➡ 社員との日常会話を大切にしていること
これが全てじゃあないかな。要はコミュニケーションを大切にしていること
😥 社長の仕事って指示命令することじゃあないんで
当たり前なんだけどそれを改めて感じた時間でした。
なーんだ
と言われそうだけどでもそれが事実なんでね。
どんなにいい会社と評価されても、社員にとっても経営者にとっても100%満足の会社はない。どこかで折り合いをつけることなんだなと思いました。結局
社風は言葉のキャッチボールを如何に数多くすることじゃあないかと。
大印工の皆様つたない進行役をお許しくださいませ。私が勉強になりました 😉
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