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導入と締め

一昨日は元気塾の第二回目、第一回目から約一か月のあいだフェイスブック上でやり取りしていることもあり、コミュニケーションよく進むことができました。講師はいつも通り中野貴史氏。私は導入部分で今回の内容の目的を話す事、そして締めの部分での今日一日の振り返りを促す役目です。
この「導入と締め」、実は教育現場で培ってきた事です。学校の授業は小学校であれば45分、中学校であれば50分という限られた時間で学びを促します。最初の五分で「学ぶ目的」を、締めの五分で今日の「学びを総括」することでより学びを深める事となります。そんな経験もあり、こうしたセミナーでもこの内容で進めるようにしています。
日々の企業活動でもそうですが、「目的」があいまいな指示でコミュニケーションが図れない事って経験しませんか。
「やっておいてくれ…」なんて言いながらその指示があいまいでこちらの希望と違ったものが出来てしまったり、本来は気づいてほしいのに意図を説明しないために相手に「やらされ感」だけ残ってしまったり…と。そんな経験はきっと誰でもあるのではないかと思います。
伝えるという事が意外と難しいために、コミュニケーションのセミナーが数多くありますが、それだけコミュニケーションの大切さが誰でもわかっているからだと思います。
それはプロのコンサルタントのセミナーに出ても感じます。「この人、結局何が言いたいのだろうか…」と。映像の作りこみは立派ですが、結局何が言いたいのかよくわからない・・・なんて経験をする時がありますが、それも冒頭に述べた導入部分があいまいだからだと思っています。
昨日は3回シリーズの中で最も濃い内容でした。しかしいくら濃い内容だと位置付けても学ぶ側の真剣みが足りなければせっかくの研修も効果がありません。今回の意図をきちっと伝える事が私の使命だと感じています。そしてそれは伝わったかなと思います。
それにしても、後継者は「・・・ねばならない」「○○すべき」という思考が強いんだなとあらためて感じます。それだけ背負っている感があるのだと…。師匠である国際後継者フォーラムの二条彪さんの言葉をあらためて思い返した次第です。


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