就活も真っ最中。そろそろ内定を得た学生も増えてきたようです。そんな中で今の就活事情の気になる記事を見つけました。ひとつは出身大学で企業が線切をする場合。
確かにどれだけ就職氷河期と言われた時代であっても旧帝大をはじめ有名私立大学出身者にとっては影響がなかったと聞いています。つまり学歴が高い大学にとってはいつの時代も売り手市場ということですね。
昨今、企業説明会の参加が大学によって差別化されていると言います。その原因は多くの学生が殺到するためにエントリーシートを見ることが物理的に困難であり、いい学生の基準を出身大学で選別してしまうというもの。
確かに一生懸命勉強していい大学に進んだ訳ですから、こうしたアドバンテージはあっても致し方ないかもしれません。履歴書を見ない会社もあるといいますが、それもまだわずかなようです。
もう一つ気になる傾向を目にしました。それは見た目、これはルックスのことを言っているのでなく、いい印象を持たれにくいと言うもの。暗い感じがするといった曖昧ですが、第一印象に関係するものです。この場合は、たとえ有名大学の学生であってもなかなか内定が得にくいといいます。
大学のキャリアセンターではこうした表情についての指導もあるといいます。我々のころと違って大学進学が当たり前の時代。先日の日経新聞にも掲載されていましたが、地方の教員養成の国立大学では就職数以上に学生数が多い現状があると聞くと、国立大学と言えども安閑とできない事を実感します。
「即戦力」と言う言葉がどうも当たり前のようになってしまったように感じます。しかし自身が社会に出るころはもう少し若者の育成に幅広い視野があったように感じます。じっくりと時間をかけるとか…。
効率を求めるあまり、すぐに使える人材を求める風潮が怖いなと感じます。「人材の使い捨て・・・」そんなことにならないように我々経営者は気をつけなくてはならないとあらためて感じます。
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