「紹介に勝る新規開拓なし」…とまで言われます。確かに日々新規周りをしてもなかなかすぐには成果に向かびつきません。サービス業の多くは度胸づけもかねて新人営業に日々何十件という新規訪問を課している会社もあります。
ただその場合、成約が目的というよりは、「度胸づけ」という意味合いが大きいと聞きます。そして新規開拓を通しての会話の間の習得を体で覚えるという事でしょうか。と考えると「紹介」というものが一番間違いなく効率の良い営業となります。ただこの紹介には二つの落とし穴があります。
一つは紹介者とその紹介してくれる人の関係性が希薄な場合。これは昨今商売を目的とした多くの異業種交流会で出ているトラブルです。せっかく紹介して商売を成立しても、回収ができないという事が多々あると言います。
それだけ人間関係が希薄なわけですから、すぐに人を裏切ることができてしまいます。これは事前にきちっとした契約条項を交わさないとこうした問題が今後も増えてくるのではないかと思います。
そしてもう一つ、紹介してもらった側の問題です。つまらないミスや一寸した対応の不備が、かえって大きな不信感を呼ぶこととなります。紹介してもらうという事は、その時点で「信頼関係」が構築されているわけですから、ちょっとした不信感がより大きな命取りになりかねません。
紹介で仕事を増やしている人、たとえば保険関係などがその最たる例ではないでしょうか。そうした人たちは実にマメに動きます。それが商売でしょうが、そのマメな対応は「決して期待を裏切らない」という強い決意の表れであり、その姿勢がビジネスチャンスを生み出事も肌で感じているのだと思います。
景気が上がったと言いながら、実態を伴っていない今、大切なのは人と人との関係性作りだと感じています。だからこそ冒頭の「紹介」は大切に指定したいキーワード、そして何よりも会社や営業の販路拡大はお客様の「ファン化」が必須だと思っています。
「お客様に喜んでいただく…」たったこれだけの事ですが、これを真剣に考えていく事がこれからの正気だと感じています。口で言うのは簡単・・・そう言ってしまえばおしまい。まずは口に出してみないといけないなと…。
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