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組合は何もしてくれない?…その通りです!!

先日の週末中部地区印刷協議会が岐阜で開催されました。中部五県の組合の役員が集まって年に二回開催される恒例の協議会です。私はこの協議会に参加するようになって5年ほど経ちますが、年々中身が濃くなっている事を実感しています。
印刷業界は情報の電子化、価格のダンピング、受注減、そし今回の震災による資材の高騰など、かつてない厳しい環境におかれています。また組合員の減少も急速に進み、ここ10年で37%もの減少となり、組織の弱体化も指摘されています。私が業界に関わることになったのは数年ほど前から。その時の組合は確かに会員数も多かったように感じます。
「組合は何もしてくれない」その通りだと思います。加入していたらメリットがある…そんな時代はなにも組合に限らず、あらゆる交流会で二度と来ないと思います。自ら情報を掴み、生かさないとメリットはありません。実は東京では組合を脱退して再度入会する会社が増えているそうです。理由は…退会して初めて情報が入ってこない不安を感じるからだそうです。
経済のパイが小さくなり、今までのビジネスモデルが変わっています。つまりかつての経験則では経営が成り立たなくなっているという証拠です。そんな時こそ国が行おうとしている政策、特に経産省が考えている方向性、業界を取り巻く方向性…いち早く咀嚼(そしゃく)された情報を掴む必要があると感じています。
組合活動が全て是とは思っていません。このまま何もしなければ組合組織は間違いなく衰退します。ただ組合という団体がある事で、国の政策や多くの疑問を公という身分で伝える事が出来ます。日本の産業が大きな曲がり角に来ている今だから、きちっとした対応窓口の意味でもこうした組織の必要性を感じます。
ところで…そういった事を感じるようになったのはほんの少し前…つまりそれだけ危機感が大きいことに加え、集まってくる人の志が高くなったのだと感じます。業界に明るい光をともすために努力している諸先輩と同じ空気を吸う事でいい刺激をいただいています。
各地の経営者と情報交換をする事で得る多くのヒント、また業界の方針を聞く事で方向付けとなる当社の今後など、こうした立場にさせていただいているメリットを感じます。情報は足を運んで掴まなくてはいけない…強く実感します。


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