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地についた就活を導くのも我々の務め

ユニクロの柳井さんが一定の管理職以上の給与水準を将来的には世界共通にすると発言し、話題になっています。加えて、「これからの給与は1億円の年収もあれば100万円の年収もある」と発言し物議を交わしています。
ユニクロは「ブラック企業」という見出しが新聞の週刊誌のPRで見つけました。たまたま先週出張先の朝刊で目にした今回の柳井さんの発言。朝日新聞だったと思いますが、関連記事としてそこに働く社員の方のインタビューが掲載されていました。
能力主義を歓迎する社員の声の一方で、心労がたたって体を壊してしまった社員の話も掲載されていました。前者は若くても能力があれば、高額な所得を得ることができ、やりがいがある…というものです。
確かに能力を発揮できる人にとっては「やったらやった分だけ…」という意見はうなずけます。しかし後者の場合、ほとんど休みもなく、成果を上げることができず、うつ状態となって退職をしてしまったという内容です。
人にはそれぞれ得意不得意、向き不向きがあります。とかく高額の所得がクローズアップされますが、それはかなりごく一部の事。多くの人はそんなスーパースターではありません。
私の周りの会社の多くは、年功序列の給与体系です。成果給がもてはやされるようになって長い時間が経過していますが、やはり成果給オンリーでは特に中小企業の実態にそぐわないのが実情です。
いま就職活動の真っただ中。日経新聞では1面で就活の特集を連載しています。驚いたのは20代の40%が非正規雇用という実態。次世代を担う若者が雇用の成長弁となっていることが私にとってはやり切れません。
一方でせっかく採用しても早々に離職をしてしまう実態も。大企業の華やかな話題だけが先行し、これからを担う若者が変な夢を追いかけているのではないかと危惧します。地に付いた就活に導くのも我々の務めではないかと思っています。当社も就職試験の真っ最中。誠意ある対応をするのも私どもの務めだと感じます。


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