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憂鬱でなければ仕事じゃない

「憂鬱でなければ仕事じゃない」…これ本のタイトルです。あの出版会の風雲児、幻冬舎社長の見城徹さんと、サイバーエージェントの藤田晋さんの共著。「小さな事を守れないやつに大きな仕事などできるはずがない(見城徹)」、「成功を望むなら孤独に耐えることが必要、成功は一人で決断する権利を掴む事だから(藤田晋)」どちらも混迷するビジネスでのリーダー、言葉に重みを感じます。
この本、まだ読んでいませんが、目次をみる限り「人」にまつわる内容が大半を占めています。企業は人なり…経営の世界では言い古された言葉ですが、成功している経営者だからこそ、その言葉に重みを感じます。
小さいながらも経営者をしていますと、先の「小さな事を守れないやつに…」という言葉が心に響きます。一番わかりやすいのが時間ではないでしょうか。多くの会合がありますが、必ず時間に遅れる人がいます。逆に時間にきちっと守って出席する人もいます。当然後者が当たり前なのですが、会社のトップに限って前者の人が多く、また誰もその事に対して苦言を呈しません。
また「楽しんで仕事を・・・」と言います。同感ですが、一方で責任が大きければ大きいほど、仕事に対する安易な構えができなくなるのも事実。正直言って一年の中で「楽しい」と思える時期はほんのわずかです。逆にわずかだからこそ楽しさがより引き立つのではないでしょうか。
社会に出た若い世代、そしてこれから起業しようとする人たちにぜひ読んで欲しい一冊だそうです。評論を目にするとごくごく当たり前の事が書かれてあります。その当たり前の事が我々経営者はついついないがしろにしてしまいがち。特にトップという立場では社員からのフィードバックも得にくいもの。それだけに私たちのような後継者が読む本かもしれません。
こうした本が支持される理由・・・以前であれば当たり前であった礼儀、気遣い、そして我慢と言った事が軽んじられている風潮があるからでしょうか。若い世代を大切に育てていくという風潮が強すぎて、遠慮があるからでしょうか。先の言葉、なるほどと思いませんか。
時代が変わっても本質は変わりません。こうした本が世に出てブームになるという事は…それだけ優しさという言葉が独り歩きしている証拠でもあります。一度読んでみては?…。といっても…内容を読んでの感想は人それぞれですが…。


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