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若社長と番頭さん

昨日この四月に先代から社長を交代したお客様が来社されました。世代交代をされて三代目となります。このお客様との出会いは、一緒にみえた部長さんとのご縁です。
この部長さんとは、私が教職を出た時に通った中小企業大学校での研修仲間です。当時はお互いに30代、私よりも先輩ですが、それでも同じ年のように研修中もお付き合いいただきました。
そんな部長さんも、まもなく60歳、世代交代をされた社長さんの番頭さんの存在になります。若社長さんも10年以上、お付き合いをしていますので、社長になった事もうれししい限りですが、一緒に学んだ部長さんが番頭格となってお会いした事も感無量でした。
自身が経営者という事もあり、事業継承の話が多くなってきました。中には継承を断念し会社を売却した話もあります。ただあくまでその話題は経営者目線が大半。番頭になったという社員目線で接することはあまりありません。
しかし番頭格となった姿を見ていると、事業継承はこうした社員からの支えも不可欠だとあらためて感じます。そして何よりもお互いに認め合っているのがいいなと。
若社長が会社に入って一生懸命にやっている姿を部長は見ていますし、若社長が部長を立てているのも伝わってきます。こうしたお互いを認め合う姿勢が事業継承をスムーズに進めていくのだと感じています。
私にも先代に仕えた番頭がいました。一昨年退職しましたが、一生懸命に私を立ててくれました。おかげさまで今の当社があると思っています。
今回のお二人もまさにその絵がぴったりのような気がします。結局中小企業のオーナー経営の場合、こうした社員のバックアップがとても重要なのだと感じます。
「企業は人なり」この言葉、社員の事を指すように思っていましたが、受け継ぐ社長にも当てはまるなと…。そんなことをあらためて感じた次第です。


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