先日本屋で書籍を見ながらふと気がついた事があります。ビジネス書の特にハウツー本に興味が向かなくなった自分に気がついたのです。以前なら「すぐに役立つ○○」とか「売上を伸ばす○○」なんて本に目がいったのですが、そうした本を手にとっても興味がわかなくなってしまいました。
この心境の変化は、いったい何なのだろうか。自身で考えてみたのですが、結局「どれを読んでも同じ」だからではないかと。もちろん本によってはとても優れたものもありますのですべてそうだとは思っていません。
しかしながら「○○を□□する方法」なんて本のように「ハウツー」はあくまで模倣なのではないかと感じています。特に営業系は個人の個性が大きく左右されます。表面上だけ述べたとしてもそうそううまくいくものではありません。
もちろん、そうした本すべてが意味のないものとも思っていません。特に若い人たちにとってはそうした本を数多く触れることにより、多くのスタイルを知ることで自身の「型」を作っていく事は大切だと思っていますので…。
ということでこうした本はある程度まで読んだら離れる時が来るのだと感じています。その型を使って自分の形を作っていくことが私のような年齢では必要になってくると感じています。
一方で最近読むのは考え方をはじめとするメンタルな内容のもの。特に立派に経営されてきた方の考え方に触れる事はとても大切だと感じています。ただこれもある程度の年齢にならないと自分に入ってこないなとも感じています。
ところで、なぜ冒頭のようなことを思ったのでしょうか。おそらく自身がそれだけ年齢を重ねたからだと思います。ハウツーに頼る年齢ではなく、自身の形をそろそろ作り上げていく時だと自身が思うようになったのだと…。
「まだハウツーを読んでいたの??」と言われそうですが、それだけ速攻性を求めていたということでしょうね。仕事のスタイルは真似を続けたら後は地道に自身のスタイルを作り上げていくこと…そんな年になったと思っています。
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