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社員の姿勢に学ぶ

当社で60代の嘱託社員がいます。嘱託と書きましたが、実際には仕入れ先の会社を定年退職して当社に入社してきました。
紙関係の配送と出荷のための仕上げを長年やってきたこの社員。紙には精通しているという自負もあったと思いますが、長年勤めた会社と当社の活動内容が違うこともあり、最初の二年ほどは大変苦労しているようでした。
そんな彼に感心している事があります。それは出社して最初に発する「おはようございます」という言葉。それも各フロアの部署ごとに大きな声を出して頭を下げるのです。入社以来ずっとこの事を続けているこの社員、私も頭が下がります。
経営者とサラリーマンという関係はありますが、私よりも一回り近い年上の人生では大先輩。そんな社員がきちっと頭を下げる姿にいつも敬意を表しています。挨拶されても小さな声でしか返事をしない社員にかえって指導するぐらいです。
60歳を超えて新たな職場に入社。業務関係を行っていますので、紙の仕上げだけではなく、発送や梱包仕訳といった業務もあります。当初はその業務に目を白黒させて大変だったと言っていました。
そんな彼に他の社員の感想を面接で求めると「褒める」言葉しか出てきません。どんなに厳しい社員に対しても必ず「褒め」ます。そんな彼の謙虚な姿勢が私は大好きです。
挨拶という簡単なことですが、それをしっかりと立ち止まって頭を下げてする人は少ないなというのが私の偽らざる気持ちです。それも毎日のように続けていく、この社員の姿勢は「本物」だと。
こうした姿勢を他の社員は見習って欲しいと思っています。当然私も襟を正したいと…。そしてこうした社員の姿勢を折にふれ賞賛していくのが、我々トップの使命だと思っています。


コメント

  1. 藤本正直 より:

    彼の実直さは本当にあたまがさがりますよ!(^^)!
    うちにいたときも、本当にそのようでした
    これからも、私が言うことではないけど
    宜しくお願いしますm(_ _)m

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