新入社員が今週から来ています。そんな折、一年前に入社した先輩社員が朝礼で「一年前の緊張感をあらためて思い起こした」と話をしていました。
不思議なもので後輩ができると先輩社員がまた一つ成長します。今まで後輩ができた社員はその時点で顔つきが変わります。
当たり前の事ですが、どんなに効果的な研修を受けさせても、モチベーションをいつまでも維持できる訳ではありません。後輩ができた瞬間から人の気持ちが変わるのだと実感しています。
「良いところを見せたい」という気持ちより、先輩社員として「みっともない所を見せる訳にはいかない」という「プライド」が働くのだと思います。
朝のごみの片づけ、机の上の雑巾がけ・・・こうした事を指導していく過程で、自身が一つ成長したのだという事を自ら実感するようです。
この社員たまたま今週は週番です。週番の朝の挨拶で、5歳年下の妹が大学に進学したそうです。その妹に大学生活のアドバイスをしたところ、在学中自身が「できなかったことばかり」を後悔の念も込めて話をしたとか…。
そんな自分に気づき、4年後妹が社会に出る際に「自分が行動して成長を実感できたことを話せるようにしたい」と話をしていました。これも後輩ができた事での新たな気づきなのだと思います。
新入社員が仲間として加わる効果にはこうした気持ちをリフレッシュさせる役割があるのです。それも立派な役割だと…。そのためにも新入社員は若々しく元気な声と明るい表情で過ごして欲しいと思っています。
それにしても2年目に入った社員、これからの活躍が楽しみです。そしてそれに追い越されぬよう、先輩社員にも頑張って欲しいなと…。
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