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友人の死に接して

先日の土曜日に東京の友人のお通夜に出かけました。同じ後継者として学ぶ会でご一緒した仲間。享年49歳という死はあまりにも「若すぎる」というのが偽らざる心境です。
癌という宣告を受けてから2年ほど経過したでしょうか。抗ガン治療を受けていましたが、我々と会うときはとても元気な様子で、てっきり快方に向かっているのかとさえ思っていました。
我々経営者の命は自身だけのものではない事はいまさら言うまでもありません。社員とその家族、そして協力会社の生活を担っている我々は日々の健康には誰よりも気をつけなくてはなりません。それでもこうして病魔は容赦なく襲ってくることを実感します。
50歳を過ぎて感じるのは自分の周りでこうして病に倒れる人が増えた事。そして気持ちと体のちぐはぐさを実感する事です。先日のゴルフの怪我も確実にミスマッチが起こっていることを実感します。
余命一カ月と自身で知りながら、「生きるために」新たに勉強会に申し込みをしていたそうです。その前日に「明日から勉強だから、体力をつける」と言って病院内を歩き、ベッドに戻る際に倒れたとか。
これから後継社長として自身のスタイルを歩もうという矢先だっただけに、心中を思うとさぞかし無念ではなかったかと思います。自身の寿命を悟った時に「生きるために学ぶ」という境地になるのは何とも皮肉です。
毎日当たり前のように朝を迎え、次の日が来る事も疑うことなく我々は過ごしています。彼の遺影を見ながらあらためて「悔いのない生き方をする」という言葉をあらためて感じた次第です。
悔いのない生き方…。彼を見ていると生きる喜びを感じ、本当に大切に毎日を過ごしていたように思います。「悔いのない」に対する明確な回答は自身で見つかりませんが、少なくとも自身は「悔いのない域」にはまだまだないなと思います。
大切な友を亡くして、悲しむご家族の方を見て心新たに大切に生きようと思います。当たり前の毎日が来ることが、実はすごい事なのだという事を感じて。そして彼が目指していた「いい経営、学ぶ気持ち」を継承していこと…。


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