人生運の総量は皆同じ
久しぶりにこんな言葉を思い出しました。今から20数年ほど前にかつて所属していた異業種交流会で講師としてお呼びしたら大橋巨泉さんの講演のタイトル。実は休み中の14日に放送されたNHKの「にっぼん紀行」という番組を見て思い出したのです。
「ペダルを踏んで届ける元気〜熊本 自転車販売のケーキ職人」というタイトルで荷台にパウンドケーキの山を積んで熊本市内を自転車で売って走る新本高志さんのお話でした。
小さい頃に両親と別れ児童養護施設で育った新本さんがその養護施設で食べたパウンドケーキが忘れられず自分でケーキ職人となって売っている様子でした。
店を開店する際にお金がない新本さんに「フェラーリに乗っても構わないが、自転車で商売をして欲しい」という条件でお店を援助してもらい以降50km離れた場所も自転車で売りに歩く様子でした。
決して恵まれなかった幼少期でしたが、素敵な奥様とお店を出され、今ではお孫さんにも恵まれている新本さん。
大変な苦労があっての「今」だと思うのですが、新本さんの明るい優しいお人柄が伝わって、きっとその温かさが多くの運を集めているんだと思うんです。
■来年に還暦を控えて思うこと
かつて自分も後継者としての境遇を疎ましく思ったり、転職後数年間は多くの社員に辞められて、継いだことに後悔をした日々でしたが、決して諦めなっかたおかげで今では素敵な社員、そして協力会社、おきゃくさま、何よりも家族に恵まれています。
結局
運を引き寄せるのは自分。人生運の総量は皆同じ
なんだと。そんな温かな新本さんのお店の事をSNSで多くの人が発信して応援しています。
今日から仕事、今月は決算です。社員がどれだけ気持ちよく働けたが、お客様に信頼をいただいたかの結果が決算。その結果を真摯に受け止めつつ、いい経営をしてまいります。
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