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押し付けないからいい

当社に昼間来社いただいたお客様はお分かりかと思いますが、女性のスタッフが多い会社です。その中で特に制作の部署は女性が大半の部署。その部署を切り盛りしているのは二人の男性社員です。
現在、半期に一度の面接の真っ最中。おりしもパディー(パート)さんとの面接が続いています。毎回思いますが、このところ問題意識や自身の課題、そして今後何をやっていくかといった質問に対する回答が明確になってきました。
その背景にはこの二人の男性社員が実にうまく女性社員が仕事をしやすい環境を作っている事が大きな要因だと思います。
仕事は効率を求め利益を上げていく事が求められます。一方で人と人との営みが仕事でもあります。一人一人の能力を最大限に生かしていく事が、部署全体としての成果ですが、すべての人が100点を上げられる事はできません。個人が70点80点であったとして、部署全体が90点であればその方がいいに決まっています。
この二人の男性社員、その部分をうまく引き出していると思います。決して強く出過ぎず、一方で言うべきところはしっかりと話をする…そんな部分があるのかなと…。
どうしてうまくいくか、指示する際に「押し付けない」部分がいいのかなと。加えて相手の事情を「察して」ものを言っているなと思います。まずは「聞く」その上で部署として必要な事をきちっと伝えているのだと感じます。
人は誰でも正しい事をいっていると思います。ただその正しい事が、すべて通るか…と言うとそうではないなと。「譲歩」という言葉がありますが、この部分が組織を動かしていく上で必要なのだとこの二人を見てあらためて感じます。
こうした事は彼らだけでなく、経営を預かるトップがより気をつけなくてはならない事でもあります。あらためて大切な気付きを社員から貰いました。自身も心がけていこうと…。


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